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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.33]米子北GK中原創太(1年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[12.14 プレミアリーグ参入戦1回戦 新潟U-18 0-3 米子北高 広島一球]

 1年生ながら山陰の名門、米子北高の最後尾を託されたのは174cmのGK中原創太。GKとしては小柄な彼が見せた存在の大きさは、サイズを感じさせないものだった。

「緊張はなかった」と口にするものの、プレミア昇格がかかった大舞台。「試合の序盤は空回りしていたと思う」と続けたように1年生っぽさを残すプレーもあった。だが、11分には相手の左スローインをキャッチすると、素早く前線にキックを展開。「夏以降、しっかりキックを見つめ直そうと思った」と練習を重ねて精度を高めたロングキックが相手DFのクリアミスを誘発し、FW定本佳樹の先制点に繋がった。「自分のキックで1点入ってから心が落ち着いた」という以降は持ち味というコーチングと前への飛び出しを披露。後半20分にはPA左でフリーとなった新潟U-18MF斎藤宏太のシュートを前方に出て足でセーブ。完封勝利を達成した。

 堅守速攻が伝統の米子北で、”堅守”の部分をルーキーながらも託されるのは信頼と期待が大きいから。城市徳之監督は「1年で安定している。上背がないけど、GKに大事な勇気もあるし、ちょっと先が読める。中学時代の彼の先輩もいるけど、今は彼にかけている」と高く評価する。

 高校入学当初は「中学の時とはスピードが違って、ついて行くのが精いっぱいだった」と適応に苦しんだ。監督からは集中力の欠如を指摘された。身長の低さゆえにハイボールの弱さもあったが、ポジショニングと1試合通して絶えないコーチングに気をつけた事で弱点をカバー。高校総体予選後のプリンスリーグ中国でデビューすると、全国高校総体の初戦となった佐賀東高戦では終了間際にPKをストップし、勝利に貢献。以降は欠かせない存在となっている。「あとひとつ勝てばプレミアに行ける。絶対、決めさせないつもりで守り抜きたい」。そう強く意気込んだように、大きな存在感でチームを勝利に導くつもりだ。

(取材・文 森田将義)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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