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香川4試合ぶり出場も…最下位に敗れ降格圏転落で中断へ

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[12.20 ブンデスリーガ第17節 ブレーメン2-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは20日、第17節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でブレーメンと対戦し、1-2で敗れた。リーグ戦4試合連続のベンチスタートとなった香川は後半開始から途中出場。4試合ぶりの出場を果たしたが、チームは前半戦ラストゲームで最下位相手に敗れ、降格圏の17位に転落した。

 試合はいきなり動いた。ブレーメンは前半3分、DFサンティアゴ・ガルシアのスルーパスにFWデイビー・ゼルケが抜け出し、右足でゴール右隅に流し込む先制点。ドルトムントは立ち上がり早々に最終ラインが乱れ、1点を追う展開を強いられた。

 ドルトムントは前半29分、MFピエール・エメリク・オーバメヤンの右クロスにFWチーロ・インモービレが頭で合わせるが、目の前のDFに当たる。その後も決定機らしい決定機をつくれず、前半を1点ビハインドで折り返すと、後半開始からMFセバスティアン・ケールに代わって香川がピッチに入った。

 トップ下で先発していたMFイルカイ・ギュンドアンがボランチに下がり、香川はトップ下へ。後半11分にはオーバメヤンの右クロスにフリーの香川が頭で合わせたが、シュートはゴール右へ大きく外れた。

 すると後半17分、ブレーメンはゼルケが右サイドをドリブルで縦に仕掛け、DFマッツ・フンメルスをあっさりかわすと、グラウンダーのクロスにMFフィン・バルテルスが右足で合わせ、2-0と突き放した。

 それでもドルトムントは後半24分、ギュンドガンの左CKにフンメルスがダイビングヘッドで合わせ、1点を返す。同33分にはゴール前でフリーの香川が決定機を迎えたが、力み過ぎたのか、右足のシュートは大きく枠を外してしまった。

 何とか同点に追いつきたいドルトムントは攻勢を強めるが、後半36分、セットプレーの流れから香川の左クロスに合わせたDFマティアス・ギンターのヘディングシュートもGKの正面。最後まで同点に追いつくことはできず、そのまま1-2で敗れた。

 最下位のブレーメンに敗れたドルトムントは2試合ぶりの黒星で3試合勝ちなし(1分2敗)となり、降格圏の17位に転落。前半戦17試合を4勝3分10敗の勝ち点15で終え、ウインターブレイクに入った。暫定最下位となった勝ち点14のフライブルクは明日21日にハノーファー戦を残しており、その結果次第ではドルトムントが前半戦最下位となる可能性もある。


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