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[選手権]県決勝PK戦勝利のヒーロー、前原GK新城隆矢「まず全国で1勝挙げたい」

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 前原高は79年度以来、35年ぶりに全国高校選手権へ出場する。沖縄県予選決勝で勝利に大きく貢献したのが、GK新城隆矢(3年)だ。西原高との決勝ではPK戦で相手の1人目のキックをストップ。昨年から主力を務めるGKが全国でもビッグセーブを見せる。

以下、新城コメント
●GK新城隆矢(3年)
―決勝でPKを止める活躍も見せて優勝
「1本止めて、最後は相手が外して。(高校入学後)初めてPK勝ったという感じでした。(ただ)止める自信はどこかでありました。正直、自分たちの代で獲れると思っていなかったので嬉しかったですね」

―3冠獲得を宣言して、狙って獲った
「(2冠獲得をしていたが、)高校サッカーって言えば選手権なんで、みんなこの大会に照準を合わせて来るので、獲れるか不安でした。(苦戦が続いたが)最後まで諦めなかったし、自分たちが全国へ行くという気持ちが強かったと思います」

―優勝の要因は
「毎年パスサッカーは一緒。それを続けたことが秘訣だと思います」

―35年ぶりの優勝。周囲の反響は?
「自分、地元が普天間でバスで1時間くらいかけてこっちまで来ているんですけど、『前原まで行って正解じゃないか』と言われます」

―なぜ前原に進学しようと?
「2個上の新人の県大会の決勝を見て決めました。このパスサッカーに憧れて」

―昨年までは結果が出なかった
「試合は去年から出ていたんですけど、昨年は先輩からも(いい意味で)プレッシャーがかかっていたんで、ヤバイと(硬くなっていた)。でも、同年代とやったら気楽に行けました」

―きょう、着用したスパイク(パティーク11プロ)の感想を
「初めて履いたんですけど、GKはロングフィードとか大事だと思うんで、フィット感とかパティークはいいと思いました。フィット感があって、蹴りやすかったです」

―普段、海外サッカーとかは見る?
「見ないんですけど、youtubeとかでGKの特集とかは観ます。(好きなGKは)オリバー・カーンとかノイアーとか。(見ているのは)飛び出しですかね。飛び出るタイミングは得意なんで」

―全国への意気込みと自分自身の見てもらいたいポイントは?
「まず全国で1勝挙げたいなと思います。自分のキックの精度を見て欲しいですね」

―最後にゲキサカを通してメッセージを
「3年間こんな遠いところまで来て、サッカーをさせてくれた親に感謝したいです」

(取材・文 吉田太郎)

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