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[選手権]沖縄代表するエース、前原FW田里駿「選手権は自分が活躍しないといけないという気持ちだった」

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 35年ぶりに全国高校選手権へ出場する前原高(沖縄)のエースだ。FW田里駿主将(3年)は今年の新人戦決勝、総体予選決勝、選手権予選決勝の3試合で計5ゴール。前原を沖縄3冠達成に導いた沖縄ナンバー1のストライカーだ。主将としてもチームを引っ張る男が全国でもライバルたちのゴールを破る。

以下、田里コメント
●FW田里駿主将(3年)
―狙って獲った沖縄3冠
「自分たちの最初の目標は3冠達成だったので、それが達成できたので素直に嬉しいです」

―3冠達成の要因は?
「自分たちのいいところがパスなので、そのパスサッカーを1年から貫いてきたことが、自分たちの自信になっていい試合ができたと思います」

―3冠という目標は昨年、那覇西が(新人戦、総体、選手権優勝を)達成した影響もあった?
「それも少しあるんですけど、このメンバーならできると」

―田里選手は今年の沖縄を代表する存在だと思うが、自分自身のプレーについては
「まだまだだと思います。インターハイも優勝して全国大会出たんですけど、そこで自分のプレーが全然できなかった。全国に比べたら、まだまだなのかなと思います。(自分個人の力というよりも)周りが支えてくれた。(全国は)身体の大きさ、フィジカルの部分が全然違う」

―全国総体後に意識して磨いてきた部分は?
「インターハイでも青森山田相手にパスワークは通用したので、パスワークの部分をさらに伸ばしてフィジカル、体力面なども少し補った形ですね。個人的には相手の嫌なところに入って行けるように意識してプレーしてきました」

―田里選手のストロングポイントは?
「スピード、ドリブル、シュートですね」

―県予選のマークはキツかったと思うが?
「インターハイ、新人と獲っているので、選手権は自分が活躍しないといけないという気持ちでした」

―きょう履いていたスパイクの感想を
「パティーク(11プロ)と(アディゼロ)F50を履きました。パティークはフィット感があって、プレーしやすい。どんなプレーにも対応できる感じがした。F50は軽くて、動きやすいですね」

―全国大会初戦の対戦相手は開催地・東京の國學院久我山
「(準々決勝の)宮古戦でも宮古まで行ってアウェー、(決勝の)西原とも西原行って勝ったのでアウェーには強いと思います」

―全国大会の意気込みを
「インターハイ負けた悔しさがあるので、選手権では自分たちのいいところを少しでも出して、県民に元気を与えるようなプレーをして、一つひとつ勝って行きたいです。勇気を与えられるような戦いがしたい」

―沖縄から距離の遠い全国大会では、県予選のような大応援はなさそうだが
「勝利という形で(沖縄で)応援して下さっている方に恩返しできたらいいなと考えています」

―最後にゲキサカを通してメッセージを
「一番は小さい時から文句を言わずに送り迎えしてくれた両親に感謝している。全国大会での勝利という形でプレゼントして恩返しできればと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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