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[選手権]旺盛な攻撃意欲封じこんで戦う前原CB奥間大和「ディフェンスあってこその攻撃」

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 攻撃型のチームである前原高(沖縄)を獅子奮迅の働きで支えるCBだ。DF奥間大和(3年)は168cm、67kgと小柄だが、自信を持つ1対1とヘディングの強さで相手アタッカーを封じこむ。攻撃精神旺盛で練習で魅せるアタック能力の高さも注目だが、その思いを封じこんでチームのために守る。

以下、奥間のコメント
●DF奥間大和(3年)
―今年のチームは狙って3冠を達成した
「新チームになった時に自分たちの目標を立てて、それに合わせた練習をするようにしている。自分たちで決めたことは必ずやり遂げるという事をチームで話し合って決めて。インターハイ終わるまでは同じ高校生には県内で練習試合でも負けた事なかった。夏休み終盤からリーグ戦落として崩れてきたんですけど、選手権前にもう一度みんなで話し合って、自分たちが良かった新人戦、インターハイの決勝戦とかのプレーを見て、今のプレーとどう違うのか改善した。負けていた試合は自分たち一人ひとりが持っている時間が長かったんですよ。勝っている試合やいい時の試合は1タッチ、2タッチで回すことが多くて。チームでつくり上げていた」

―県予選では同級生たちの応援の後押しが大きかった
「応援がなかったら諦めていそうなところもあるんですけど、応援側のところを走っている時、いつもならば諦めていそうなところでも声援の力でいつも以上のパワーを出してもらっている。(前原は)大型のバス5台6台とか借りて、サッカー部だけじゃなくて他の部の応援にも行く。(同級生たちが応援に来るので)恰好いいところ見せたいですよ、女の子もいっぱいいるんで(笑)」

―自分自身のストロングポイントは?
「小さいけれど、ヘディングには自信を持っています。対人にも自信がある。相手が仕掛けてきた時に自分が取りやすいところへ誘導する。そして自分が身体を入れやすいように持っていくことを心がけていて。今では頭で考えなくてもそれができるようになっている」

―きょう履いたスパイク(パティーク11プロ)の感想を
「自分、元々パティーク履いているんですよ。素足で蹴っているようなフィット感、新しかったです。デザインもシンプルで良かったです。(コントロールしやすいスパイクだが)元々足元が苦手なんであまり下でやらないです。試合になったらもらって弾く。シンプルにやることを心がけています」

―全国大会への意気込みを
「全国でまだまだ沖縄は勝てないというか、弱いと思われているんで、一戦一戦大事にしていく。沖縄県、最高ベスト8じゃないですか。それを塗り替えて歴史に名を残したいですね」

―ゲキサカを通してメッセージを
「ディフェンスなんですけど目立ちたいんですよ、自分。前原は一応攻撃が有名なんですけど、ディフェンスあってこその攻撃なので、世間というか、チームメートに分かってもらいたいです(笑)。『オマエだったら守り切れるだろ』とか言って、やらないんですよ」

―信頼してもらっている証では
「自分も信頼しているんでいいんですけれど・・・・・・。でも自分は(攻撃が好きなので)上がりたいですね!」

(取材・文 吉田太郎)

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