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[選手権]北関東の名手、第一学院GK佐藤隼「ボクが全部止めれば、チームは負けない」

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 創部8年目で茨城県予選を突破した第一学院高のゴール前にそびえ立つ「北関東の名手」だ。GK佐藤隼(3年)は184cmの長身を活かしたハイボールへの強さとシュートストップが特長の実力派守護神。全国大会では無失点で守り切ることを誓う。

以下、佐藤コメント
●GK佐藤隼(3年)
―全国に出たことのないチームを初優勝へ導いた
「全国で戦えるチームを目標にしてきたので、出場はあくまでも通過点に過ぎない。全国に出たらほぼ全てのチームが自分たちよりも強いと思っているので、挑戦者の気持ちで一戦一戦戦って頂点を目指していきたい」

―優勝の要因は?
「関東予選とインターハイがベスト8と16で負けてしまったので、それから夏、チームみんなで目標を統一させて、それへ向かって走ってきたのでチーム全員が頑張ったというのもありますし、今までしなかった努力をしてきた」

―チーム全体の意識が変わった
「目標をみんなで変えてから意識が変わって。その時点で県リーグは1位だったんですが、納得行くような試合はなかった。そこから強化期間があって、選手権1回戦までいい状態に持って行くことができた」

―目標がどう変わった?
「それまでは茨城県優勝だったんですけれども、茨城優勝で終わりじゃないので、全国で戦えるチームになろうと目標が変わった」

―全国大会の目標は
「初めてというのもありますし、失うものは自分たちにはないと思うので、茨城県代表として誇りを持って、茨城県に優勝をもってきたいと思います」

―他のキャンパスとか応援の声が多いと聞くけれど
「全国のキャンパスの模範生になっていると思っているので、ひとりでも勇気づけられるプレーをして全員で恩返ししたいと思っています」

―きょうテストしていたプレデター・リーサルゾーンの感想を
「天然芝の時取り換えでリーサルゾーンを履いていて、最新作を履いてみようと思って履きました。フィット感が良くてボールも蹴りやすくてGK練習の時に地面を蹴りやすくて良かったと思います」

―全国ではどのようなプレーを?
「ボクが全部止めれば、チームは負けないので無失点を心がけようと思っています」

―見て欲しい部分
「ボクはそこまで思っていないですけれど、よく言われるのはハイボールの処理とか、シュートストップのところですね」

―ゲキサカを通してメッセージを
「ボクは中学1年の秋ころからGKをやっている。そのきっかけが中学のチーム(バンデリージャ横浜)の監督だった。いい情報をボクにいっぱいくれたり、選手権の前だったら励ましの声だったりいろいろもらっている。ピッチで恩返ししたいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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