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[皇后杯]長谷川3戦連発!日テレが仙台に快勝、5大会ぶり決勝へ

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[12.28 皇后杯準決勝 日テレ2-0仙台 味フィ西]

 皇后杯の準決勝が28日に味の素フィールド西が丘で行われた。第1試合は日テレ・ベレーザがベガルタ仙台レディースを2-0で下し、優勝した2009年大会以来、5大会ぶりの決勝に進出した。決勝は新年1月1日に味の素スタジアムで行われ、この後行われる浦和レッズレディース対ジェフユナイテッド千葉レディースの勝者と対戦する。

 試合が動いたのは前半30分、日テレはエリア内左からMF長谷川唯が右足を振り抜く。DFに当たって力は弱まったが、ボールはゴール右隅に収まり、先制に成功した。長谷川は3試合連続ゴールとなった。

 先制を許した仙台だが、決して悪い前半ではなかった。ただ24分のMF上辻佑実のFKをMF川村優理が頭で合わせるが、ポストに嫌われる。他にもFW浜田遥が右サイドに流れてチャンスメークを図ったが、わずかに中と合わず得点出来なかった。

 全体的に動きのあった前半に比べ、後半はやや静かになってしまう。そんな中で日テレはMF有吉佐織やFW籾木結花が積極的にゴールを目指すが、11分の有吉のミドルは枠上。30分の籾木の左足シュートも枠を捕えることはなかった。

 ゴール前までも持ち込めなくなった仙台は、27分にFW小野瞳に代えてFW小山季絵を送り込むなど、局面の打開を図る。しかし状況は好転せず、逆に後半35分、DFとGKの連携ミスで決定的な2点目を献上するなど、最後まで歯車は噛み合わなかった。

(取材・文 児玉幸洋)
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