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F・トーレスのアトレティコ移籍、残すは書類手続きのみか

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チェルチとのトレードが秒読み段階に

 ミランFWフェルナンド・トーレスは、日に日にアトレティコ・マドリー移籍に迫っているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

 F・トーレスはこの冬、アトレティコMFアレッシオ・チェルチとのトレードで古巣に復帰することが濃厚となっている。それに先駆け、これまでF・トーレスの保有権を有していたチェルシーが27日に同選手のミラン完全移籍を発表しており、スペイン人FWはミランとアトレティコのクラブ間合意があれば移籍が可能となった。

 イタリアの移籍市場が開くのは、来年1月5日。チェルシーもF・トーレスがミランに完全移籍するのは5日以降だと発表していた。しかしながら、ミランとアトレティコの交渉はその間にも進められているとみられ、アトレティコはチェルチの保有権を50%持つ投資ファンドの正式書類が届き次第、F・トーレスの移籍が成立させる模様だ。アトレティコは今夏トリノからチェルチを獲得する際、スペインプロリーグ機構(LFP)が定めるサラリーキャップの上限額を超えないために、この投資ファンドと保有権を分割していた。

 アトレティコは、この投資ファンドの書類が届けばすぐにF・トーレスの移籍を発表する意向だという。一方、アトレティコ幹部は「少しのミスも許されない」と『マルカ』に語り、2選手がレンタルで動く難しさも認めている。だが、両クラブ間の意図は一致しており、書類の手続きが滞りなく行われればF・トーレスは7年半ぶりに古巣に復帰することになるようだ。

 アトレティコのデイエゴ・シメオネ監督は、F・トーレスが30日からチーム練習に合流することを望んでいるが、手続きの問題もあり、まずはミゲル・ヒル・マリンCEOが現在ミランの遠征先であるドバイを訪れ、F・トーレスと再会することになりそうだ。


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