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[横山杯]市立船橋が6発快勝!優勝、海外遠征切符獲得へ前進

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[12.28 横山杯決勝第2グループ第2戦 市立船橋高 6-0 武南高 矢田部サッカー場A面]

「横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会」1st Division決勝第2グループ第2戦の市立船橋高(千葉)対武南高(埼玉)戦は市立船橋が6-0で快勝。2連勝とした市立船橋は29日のグループ最終戦でグループ1位とファイナルゲーム進出を懸けて同じく2戦2勝の八千代高と激突する。

 市立船橋が6ゴールで武南に快勝した。前半7分、右クロスは相手GKが手に当てたが、クロスバーに当たってこぼれたボールをMF工藤友暉が難なく決めて先制。さらに工藤の直接FKとMF椎橋慧也主将の左足ミドルで加点した市立船橋は後半にも9分にMF高宇洋のスルーパスからMF古屋誠志郎が右足で決めて4-0と突き放す。

 意地を見せたい武南も自陣からドリブルを仕掛けてくるMF紺野和也を中心に反撃すると、11分にスペースへ飛び出したFW渡邉宏輝とのパス交換からFW加藤壮磨がヘディングシュートを放ち、15分にはMF阿部匠の右アーリークロスに反応した渡邉が頭でそらす形の決定的なヘディングシュート。だが、これは好反応を見せたGK寺尾凌のビッグセーブにあい、1点を返すことができない。

 逆に市立船橋は26分、左サイドから単騎仕掛けた高が、細かいフェイントでDFのマークを3人、4人と外して右足シュートを叩き込むスーパーゴール。さらにアディショナルタイムには右サイドから強引に仕掛けたMF永藤歩が右足シュートをねじ込んで6-0で快勝した。

 市立船橋は白井達也、杉岡大暉喜岡佳太の3バックが2試合連続無失点と安定。また、選手層の向上を狙うチームは朝岡隆蔵監督が「野心がある」と評するFW矢野龍斗や「この遠征で何かを掴み始めている」と分析するFW太田貴也、MF今村晃、MF小池豊、工藤らの底上げがある。

 決勝リーグ2戦2勝でファイナルゲーム進出へ前進。この横山杯の優勝チームは海外遠征の権利を獲得することができる。もしも市立船橋が権利を獲得すれば、プレミアリーグ開幕直前に海外遠征を実行することになるが、朝岡監督は「海外のチームとやることでいろいろな部分を磨くことができる」と前向き。「ボクが言わなくてもやってくれると思います」と指揮官が語るように“大人なチーム”でもある今年の市立船橋が選手権での日本一奪還へ歩み始めた。

(取材・文 吉田太郎)
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