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アギーレ監督、内田の不参加に「選手にとって一番いい選択をした」

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 日本代表のハビエル・アギーレ監督は合宿初日となった29日の練習後、報道陣の取材に応じ、前日28日にアジア杯不参加が発表されたDF内田篤人(シャルケ)の状況について説明した。

「チームに多くのものをもたらしてくれる選手なので残念だが、選手の健康を考えれば、こうせざるを得なかった」。11月の代表合宿でアギーレジャパンに初招集された内田だが、ブラジルW杯で悪化した右膝の状態は完治しておらず、クラブでもテーピングを付けたまま強行出場を続けていた。

「代表のドクターからも、シャルケのドクターからも、休養を与えたほうがいいという助言を受けたので、選手にとって一番いい選択をした」。代表、クラブ両方のドクターの意見を受け入れ、選手の入れ替えを決断したアギーレ監督。代わってセンターバックであるDF植田直通(鹿島)を追加招集した理由については「3バックというオプションもある」と語った。

 指揮官は「昌子も塩谷も植田も右サイドバックができる。(吉田)麻也もサウサンプトンでは右サイドバックでプレーしていた。たくさんのオプションがある」と前置きしたうえで、「3バックのことも考えている」と言及。サイドバックではDF長友佑都やDF酒井高徳が両サイドをこなせるが、アギーレ監督は「2つ3つの違った戦い方をしたい。4-3-3ではなく、3-4-3でスタートすることも考えられる」と、今後の合宿で新たなシステムを導入する考えも明らかにした。

(取材・文 西山紘平)

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