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[選手権]F東京内定の流経柏DF小川、痛み止め服用し決勝アシスト

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[1.3 全国高校選手権3回戦 水橋高0-1流通経済大柏高 フクアリ]

 痛みを押して強行出場した。流通経済大柏高のDF小川諒也(3年=F東京内定)は2回戦の矢板中央戦(1-1、PK5-3)で「最初の競り合いで伸びた感じだった」と腰を負傷。宿舎に戻ってから電気治療を受けるなど回復に努めたが、この日は大事を取ってベンチスタートとなった。

 それでも痛み止めを服用し、後半開始から途中出場。3-5-2へのシステム変更に伴い、左サイドを一人でカバーした。守備時は最終ラインまで下がり、攻撃になれば高い位置を取ってチャンスに絡むなど奮闘。後半36分の右CKでは正確な左足キックでFW高沢優也(3年)の決勝点をアシストした。

「高さではうちが勝っていたので、キーパーの前に密集をつくって、直接狙えるボールを蹴って、だれかがそらせばと思った。狙いどおりのボールが蹴れた」。0-0の拮抗した展開をセットプレー一発で打ち破り、チームはベスト8進出。中1日の準々決勝では立正大淞南(島根)と対戦するが、心配される腰の状態についても「試合をやってみた感じでは大丈夫」と頼もしかった。

(取材・文 西山紘平)
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