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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.39]立正大淞南MF高田雅貴(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.3 全国高校選手権3回戦 尚志高0-2立正大淞南高 フクアリ]

 キックフェイントの時点で勝負ありだった。立正大淞南高(島根)の1点リードで迎えた後半12分、MF平山翔(3年)がドリブルでPA内に切れ込むと、DFともつれてこぼれたボールにMF高田雅貴(3年)が反応。左足のシュートフェイントで素早く切り返し、スライディングしてきたDFをかわすと、右足でファーサイドのゴール右隅に流し込んだ。

 南健司監督が「2点目が入ったのが大きかった」と振り返った貴重な追加点。167cmのアタッカーは「ボールが来る前からイメージができていた。左に来たら切り返してシュートは右で打とうと。イメージどおりだった」と胸を張った。

 練習の賜物だった。左足のシュートが苦手で、「練習でも全然入らなくて悩んでいた」という高田に南監督は「右足ならゴールの右端にゴロで蹴れば確実に入る」と、あえて右足のキックに磨きをかけるよう助言。左サイドでの起用が多い高田は左足のキックフェイントから右足でシュートという流れをとにかく反復練習し、自分の形にした。

「全国大会でできてうれしい」と、練習どおりの得点に笑みをこぼす高田は南監督の指導で「メンタル的に強くなった」と話す。2回戦の丸岡戦はフル出場したが、この日はベンチスタート。それでも後半開始から起用され、ピッチを縦横無尽に駆け回って攻撃のリズムを生んだ。

「昔はボールを持っても緊張して何もできなかった」というかつての弱気な姿はもうない。「自分のドリブルが全国にも通用するのを見せたい」と力強く話す小柄なドリブラーはさらなる高みを見据えている。

(取材・文 西山紘平)

 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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