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「次のジェラード」を探したいロジャース

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スタッフの一員としての復帰も希望

 リバプールブレンダン・ロジャース監督は、今シーズン終了後の退団を表明したMFスティーブン・ジェラードの残留を望んでいたと語るとともに、いつかスタッフとしてリバプールに戻ってきてほしいとの思いを述べた。

 現在の契約が今シーズン末で満了するジェラードは、そのままリバプールを退団することを2日に表明。夏にはMLS(メジャーリーグサッカー)に挑戦することになる。

 クラブと指揮官が同選手の残留を望まなかったのではないかとの見方は否定し、ロジャース監督は3日の会見で次のように述べた。イギリスメディアが指揮官のコメントを伝えている。

「スティーブンの声明を見れば、彼にここにいてほしいという私の感情は間違いなく分かってもらえていることが明白だ。私がここに来て以来彼は素晴らしいキャプテンだったので、もちろん私は彼に残ってほしかった」

「彼はまだ指導者になる準備はできていなかった。まだ自分を選手だと考えている。彼が選手を終えるときが来れば、それから考えることができる。スタッフの一員としてここに戻ってきてくれれば素晴らしいことだ。だが今のところは、彼は自分のサッカーに集中している」

 8歳からリバプールに在籍してきたジェラードは、地元出身の選手として特別な存在であると強調した。

「1つのクラブでプレーする選手はいても、歩いて5分の場所に住んでいる者は多くはない。クラブに長い期間在籍する選手はいるが、おそらく彼らは国内の別の場所から来た者だ。彼は本当に5分の距離にいるような選手だ」

「15歳か16歳の頃から、彼はリバプールでプレーするために毎日宗教的な巡礼を続けてきたようなものだ。彼は心の底からリバプールのサポーターだ。そこから一歩進んで、彼はこの素晴らしいクラブを代表するようになった」

 ロジャース監督によればリバプールは下部組織から、「次のジェラード」を発掘して育てたいと考えているようだ。

「サッカークラブとしては、次の者たちを見つけなければならない。我々のアカデミーでは素晴らしい仕事が進められており、目の前にいる選手たちに集中した取り組みが行われている」

「遠くを見て、海外を見るのは簡単なことだ。だが我々はタレントを発掘しようとしている。マージーサイドやその周辺、リバプールやその周辺に、多くのタレントがいると私は信じている。もちろんスティーブン・ジェラードはただ一人しかいないが、我々は次のタレントを探している」


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