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ローマ、白星で再発進 ユーベに重圧

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議論を呼ぶ判定もウディネーゼを下す

 6日に行われたセリエA第17節、ウディネーゼローマの一戦は、1-0でアウェーのローマが勝利を収めた。

 年内最終戦でミランと引き分け、2015年を白星でスタートしたいローマは、アフリカ・ネーションズカップでジェルビーニョとケイタが不在。前線はトッティとリャイッチ、イトゥルベの3トップとなり、中盤ではストロートマンが先発した。

 ローマがポゼッション、ウディネーゼがカウンターでチャンスをうかがう中、試合は17分に議論を呼ぶ形で均衡が破れる。

 トッティのFKにアストーリが頭で合わせると、ボールはゴールマウスを叩いて真下に。アストーリがゴールライン上の副審に抗議するなど、当初はラインを割っていないとの判定に見えたが、その後主審が得点を認め、ローマ先制となった。

 判定に納得がいかないウディネーゼは、スタジアムもチームも主審に対してナーバスになっていく。その怒りを反撃につなげたいウディネーゼは、27分にディ・ナターレのクロスからガブリエウ・シウバが決定機を迎えるが、シュートは枠をとらえない。

 ローマリードのままで迎えた後半、ウディネーゼはローマの守備を崩せず、一方でローマも追加点を奪えない。決定機がないまま時間が進み、ローマはトッティとマイコン、ウディネーゼがディ・ナターレにガブリエウ・シウバと、両チームがエースを下げ、同サイドの選手を代えて終盤を迎える。

 早く勝利を確実にしたいローマは、77分にイトゥルベが個人技から右足でミドルシュートを放つが、GKカルジネスの壁を破れず。1分後にもリャイッチの仕掛けから、折り返しに反応したピャニッチが狙ったが、これもカルジネスに阻まれた。

 83分にリャイッチが負傷し、担架で運び出されたローマは、エマヌエルソンを入れて逃げ切り態勢に入る。そのエマヌエルソンは直後の85分、ペナルティーエリア内でコネを背後から倒したように見えたが、PKの笛は鳴らない。またも議論を呼ぶ判定に、ウディネーゼのスタンコビッチアシスタントコーチが退席処分となった。

 アディショナルタイムにエマヌエルソン、フロレンツィと決定機を手にしながら、追加点を奪えなかったローマだが、逃げ切りには成功。同日夜にイタリアダービーを控えるユヴェントスに暫定で並び、重圧をかけている。

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