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“飛び出し”から3得点演出の香川「次はパス&ゴーを」

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[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 ゴールこそなかったが3得点に絡んだ。MF香川真司(ドルトムント)はインサイドハーフでフル出場。前半25分にはPA内に進入しながら打ったシュートがFW岡崎慎司の2点目につながり、同43分にはPA内で倒されてPKを奪取。FW本田圭佑の3点目を生んだ。後半4分にはPA内左側から反転でDFをかわしてゴール前に左足でクロス。DF吉田麻也の4点目をアシストし、4-0の勝利に貢献した。

 4-2-3-1のサイドハーフより低く位置する不慣れなポジションながら、PA内でゴールを演出できたことで、「飛び出していく姿勢は常に意識していた」との言葉にある程度の手応えをにじませた。「初戦は難しいし、うまく無失点で試合を運べたのは良かったかなと思う」と安堵の表情も見せた。
 
 もちろんインサイドハーフでのプレーには、まだまだ改善点が多く残されていると感じている。

「あそこでボールを受けてからの質というのは経験が必要。難しさを感じるところはある。やっているうちに慣れるところはたくさんあると思う。修正していかないと行けないところも多い」

 そんな中、アギーレジャパンとしての新しいスタイルを見せたと感じ取れたのは、岡崎のゴールにつながった前半25分のシュートの場面だ。左サイドのゴールラインぎりぎりの位置からDF長友佑都が上げた折り返しのパスがFW乾貴士に当たって目の前に来た。

「こぼれ球が来たときに一瞬、パスを出して前に行くかどうか迷いがあったが、シュートという意識を持っていたので、そこはシュートを打っていいやと。その中で押さえて打つことを意識したらうまくあのコースに飛んでくれた。それがゴールにつながった」。ちなみに「僕のシュートは枠には入っていなかったと思うので、結果的には触ってくれて良かったと思う」と言う。

 所属のドルトムントで見せている不調からはまだ完全には脱却していないのだろう。「細かいミスがあるのでそこは修正していきたいし、僕としてはもっと上げていく必要があるかなと思う」

 反省点はタッチの部分だけではない。判断についてもそうだ。吉田がヘディングで決めた4点目の場面について、「ああいうところのイメージは良かったが、あそこはシュートという選択肢もあった。ただ、ゴール前だからそういう意識や、仕掛けの意識が必要になってくるかと思う」と言う。

 2戦目のイラク戦に向けては、「パスを出してからさらに前にランニングしていくことが求められる仕事だと思う。それが自分の良さ」と新たな課題を口にした。次の段階はパス&ゴー。香川は課題を一つひとつ克服しながらアギーレジャパンでの地位を確立していこうとしている。

(取材・文 矢内由美子)

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