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移籍した3つ理由、浦和FW高木「自分らしさを出していく」

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 浦和レッズのユニフォームに袖を通したFW高木俊幸は、「重みのあるユニフォームだと感じたし、早くあのユニフォームを着てピッチに立ちたいと思った」と話し、浦和の一員になったことを実感していた。

 11年にユースから育った東京Vから清水に移籍した高木は、4年間を主軸として過ごしてきた。しかし、今季から戦いの場を浦和へと移すこととなる。「スタメン争いは厳しいと分かっているし、自分が出られる保証がないのも承知しています」と厳しい環境に身を置くことは十分理解している。しかし、それでも移籍へと突き動かした理由が3つあると明かした。

「こういったビッグクラブに来れるチャンスはなかなかありません。それと自分はタイトルを取ったことがなく、浦和はタイトルにより近いチームだと思っています。そして、より自分を厳しい環境に置くことで、一人のプレーヤーとして上を目指せると思いました」

 浦和に移籍する際に、同じ91年生まれの原口元気(ヘルタ・ベルリン)と連絡を取ったようで、「『あれだけのサポーターの前で活躍できるのは、すごく気持ちの良いこと』と言っていたので、早く自分もその感覚を味わいたいと思っています」と大勢のサポーターの前でプレーすることを楽しみにしている。しかし、スタイル的にも似ている原口のようなプレーではなく、「元気とは違う部分で、自分らしさを出してアピールしていきたい」と力強く話した。

 来月には第一子も誕生予定で、「楽しみですし、親としての責任も大きくなると思うので、しっかりと良い結果を出せればいいなと思います」と意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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