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年代別でイラクに2連敗しているDF植田「日本代表でしっかり勝利を」

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 手倉森ジャパンの一員として昨年1月のAFC U-22選手権準々決勝、昨年9月のアジア競技大会グループリーグでいずれもイラクの年代別代表チームと対戦し、黒星を喫しているリオデジャネイロ五輪世代のDF植田直通(鹿島)。自身は出場しなかったが、U-19日本代表の一員としてベンチに入っていた12年11月のAFC U-19選手権準々決勝でもイラクに敗れ、U-20W杯出場を逃しており、アギーレジャパンでのイラク戦は年代別代表チームのリベンジにもなる。

「年代別という違いはあるが、自分はイラク代表に勝てていない。日本代表でしっかり勝ちを収められればいいと思う」と、言葉に気持ちを込めた。

 若い選手が多いイラクの特徴を熟知している。2トップの一角として先発濃厚なFWユニス・マフムードはアジア大会で対戦したが、「あまり大したことはない」と印象は薄い様子。むしろ、アジア大会でFK弾を含む2得点を許したDFアリ・アドナンを「かなり左足がうまいと思った。ペナルティーエリア近くでFKを与えると危ないと思う。しっかりそこは対応していきたい」と警戒する。全体的には「イラクの選手は一つひとつ何かしらうまいものを持っている」という印象だ。

 ただ、それは年代別での感触。「イラクは、僕たちの年齢ではかなり強い方だと思うけど、アジア杯のレベルでは通用しないのではないか。自分も別にやられるという気はしなかったので大丈夫だと思う」と強気だ。「イラクには前への勢いというのがある。先に点を取られてしまうと乗せてしまう。自分たちもそれでやられてしまったので、最初の1点をしっかり先に取って、無失点でいければいいと思う」。植田は力強い。

(取材・文 矢内由美子)

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