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自身2度目の3戦連発へ…本田「ここ一番で取れるように」

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 イラク戦(1-0)から一夜明け、日本代表FW本田圭佑(ミラン)があらためて試合を振り返った。「内容に関しては、いくつかのチャンスで決め切れなかったところは反省しないといけないが、そういう試合で勝ち点3を取れたことは評価に値すると思う」と、2連勝を飾った結果自体には納得している。

 MF遠藤保仁がイラク戦で国際Aマッチ150試合出場を達成したことについては「本当に素晴らしいの一言」とコメント。「どれだけがんばっても、抜かれることはなかなかないんじゃないかと。そう思わされる大記録」と、素直に称賛の言葉を送った。

 PKで2戦連続となるゴールを決めた本田。代表戦で3戦連発となれば、13年8月14日ウルグアイ戦(2-4)、9月6日グアテマラ戦(3-0)、9月10日ガーナ戦(3-1)以来、自身2度目となるが、「あまり考えたことはない。それより大事な試合で決めることに価値がある。昨日も決勝点を決められたことに喜びがある。ここ一番で取れるように、いい準備をしたい」と力説した。

 この日は阪神・淡路大震災から20年。当時8歳だった本田が暮らしていた大阪府摂津市も甚大な被害を受けた。「当時、小2だったかな。真っ暗で、ろうそくの(灯りの)中、朝飯を食べたのは初めてだった。祖母が食事の準備をしている時間で、僕が寝ているところに走ってきて抱きかかえてくれたのを覚えている」。20年前の記憶を呼び起こす本田は「人間は忘れがちになる。こういう節目の日に大事なもの、忘れがちなものを思い出すきっかけになれば」と語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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