beacon

アギーレ監督がUAE戦へ会見 「森重が出られないという報告は受けてない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本代表は22日、シドニーのスタジアム・オーストラリアで公式練習を行い、23日の準々決勝・UAE戦に向けて最終調整した。16日のイラク戦(1-0)で左太腿裏を痛めたMF今野泰幸(G大阪)は別メニューで調整。20日のヨルダン戦(2-0)で顔面を強打したDF森重真人(F東京)は合流し、報道陣に公開された練習の冒頭部分はチームメイトと一緒に汗を流していた。

 練習前にはハビエル・アギーレ監督とDF長友佑都(インテル)が公式会見に出席。アギーレ監督は「ここからはまたゼロからのスタート」と、決勝トーナメントに臨む意気込みを語った。

「(準々決勝に残った)8チームが希望を持って戦う状況になる。我々は90分間、しっかり集中して、勝ちたいと思っている。もちろん相手に敬意を払うが、勝てる力はあると思う」

 中3日のUAEに対し、日本はヨルダン戦から中2日で試合を迎える。「前の試合から2日しか経っていないので、選手は完全には回復していない」。ヨルダン戦以降の2日間の練習を軽めにし、選手のコンディショニングを重視してきた指揮官は「明日には100%に回復して、インテンシティーを高め、スピーディーな展開ができるようにしたい」と語った。

 ヨルダン戦で顔面を強打した森重については「まだドクターからは森重が次の試合に出られないという報告は受けていない」と説明。「彼がプレーできることを信じて待っている」と、UAE戦出場を示唆する一方、「もし彼がプレーできなかったとしても、代わりに出る選手がいい仕事をしてくれると思っている」と強調した。

「なぜなら我々はチームとして守っている。FW、MF、DFすべてが関わって守っている。明日も無失点というグループリーグの結果を継続できればと思っている」。グループリーグ3試合を無失点で勝ち抜いたアギーレジャパン。たとえどんな状況になろうとも、総力戦でベスト4への道を切り開く。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
アジア杯2015特集

TOP