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[アジア杯]イラクが死闘PK戦制す!!10人イランは執念で2度追いつくも散る

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[1.23 アジア杯準々決勝 イラン3-3(6PK7)イラク キャンベラ]

 アジア杯は23日、準々決勝を行った。イランとイラクの対戦は、3-3で突入したPK戦をイラクが7-6で制した。イラクは26日に行われる準決勝で韓国と対戦する。

 1980年から8年間、イラン・イラク戦争を繰り広げたという歴史を持つ両国の一戦は、前半24分にスコアが動いた。DFブリア・ガフリが右サイドをドリブルで駆け上がり、上げたクロスをFWサルダル・アズムンが頭で合わせ、イランが先制点。しかし、イランは43分にDFメフルダド・プーラディがこの日2枚目の警告を受け、退場者を出して悪い流れのまま前半を終えた。

 後半は数的優位に立ったイラクペースで試合は進む。11分、左サイドからFWアラー・アブドゥル・ザハラが上げたクロスにFWユニス・マハムドが飛び込んだが合わせることができず、ボールは逆サイドまで流れたがゴール前に走り込んだMFアハメド・ヤシンが右足でGKの股下を抜くシュートを決めて、同点に追いついた。

 その後、1-1のまま延長戦に突入したが延長前半3分、左サイドの深い位置からDFドゥルガム・イスマイルが折り返したボールはGKアリレザ・ハギギが弾いたが、ファーサイドで待っていたマハムドがヘッドで押し込み、ついにイラクが逆転に成功した。しかし、イランも意地を見せる。13分、右CKからDFモルテザ・プラリガンジがヘディングシュートを決めて、2-2と再び試合は振り出しに戻った。

 延長後半10分、イラクは右からドリブルでPA内に侵入したMFヤセル・カシムがプラリガンジに倒されて、PKを獲得。これをイスマイルがきっちり決めて、イラクが2度目のリードを奪った。それでもイランは終了間際の14分、左CKからの混戦をFWレザ・グーチャンネジャドが頭で押し込み、3-3。三度試合は振り出しに戻り、PK戦に突入した。

 お互いに1人目を外したが、その後4人連続で決めて、PK戦はサドンデスへ。迎えた8人目でイランが失敗。イラクは8人目のDFサラム・シャケルが成功し、1976年大会以来、10大会ぶりの4強へと駒を進めた。

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