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同点弾も空砲に…MF柴崎、ベスト8敗退に「想像もしていなかった」

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[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 一時は同点となるゴールを叩き込み、日本に歓喜をもたらした。しかし、試合にはPK戦の末に破れ、ベスト8で大会から姿を消すこととなった。だからこそ、MF柴崎岳は試合後に「悔しい気持ちでいっぱいです」と唇を噛んだ。

 柴崎が投入されたのは、日本が1点のビハインドを背負って迎えた後半9分。背番号20は「負けていたので、まずは1点取ること。運動量を多くして、動きながらスペースを作り出そうと思っていたし、攻撃にアクセントを加えようとしっかりと意識して入ることができた」と試合に入るにあたって意識した部分を話した。

 すると後半36分、PA前でボールを持った柴崎は、FW本田圭佑に鋭い縦パスを打ち込むと、自らリターンパスを受けようと前線へと走り出す。そして、本田の落としをダイレクトで合わせたシュートは、鮮やかにゴールネットに突き刺さった。「同点に追い付けたときは非常に良かったと思います」と自身の同点ゴールを振り返ったものの、PK戦の末に敗れたことで「ただ、さまざまなチャンスがある中で決め切れなかった点は課題だと思います」と同点後、そして延長戦での好機を生かし切れなかったことを悔やんだ。

「優勝を目指してやっていたので、こういうところで負けるとは想像もしていなかったですし、決勝の舞台に立つことを目標としていたので、本当に今はベスト8で負けてしまって悔しいです」

 22歳の若武者は悔しさを滲ませたが、ここで立ち止まるわけではない。「僕としてはアジア杯で長く出場することはほぼなかったので、個人として、ここで得た経験をしっかりと糧にして進んでいきますし、代表としてもしっかりと反省して進んでいかないといけないと思います」と個人として、そしてチームとしてのさらなる成長を誓った。


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