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ミランウルトラス、ガッリアーニ解任を要求 ピッポとバルバラは支持

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 ミランのウルトラス「クルヴァ・スッド」が、アドリアーノ・ガッリアーニCEOの解任をシルヴィオ・ベルルスコーニCEOに求めた。一方で、フィリッポ・インザーギ監督とバルバラ・ベルルスコーニCEOのことは擁護している。

 成績不振からインザーギ監督の進退が騒がれ、27日のコッパ・イタリア準々決勝ラツィオ戦で監督人事に動きがあると言われるミラン。だがウルトラスは、コストをかけない補強を続けてきたガッリアーニCEOや、その補強で加わった一部の選手たちに現状の責任があると主張している。

「クルヴァ・スッド」の声明をイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「インザーギが崖っぷちと言われている。だが、低レベルなのにもかかわらず世界最強かのように称賛されたチームを与えられた多くの監督たちの一人が彼というのが実際のところだ。クラブはインザーギにとって(トップチームで)初めての経験であり、だからこそしっかりとサポートし、助けることが必要だとよく分かっていたはずだ」

「ミランの選手たちはリーグで3番目に多い給料を受け取っているが、ピッチではたいしたことを見せていない。わずか20試合で首位と勝ち点23差だ」

「このチームをつくったのがCEOであり、テクニカル部門の責任者だ。とても限定された予算内で仕事をしなければならなかったとはいえ、完全にプロジェクトがなく、疑わしい価値の選手たちに高額報酬を支払い、わずかにあった資金も最悪の取引で捨ててきた。(アレッサンドロ・)マトリや(フェルナンド・)トーレスたちがその例だ」

「完全に混迷している今、我々にはユベントスにとっての(パベル・)ネドベドやインテルにとっての(ハビエル・)サネッティのような、グループにとって軸となる人物がいない。ミランにはいつもキーパーソンがいたが、残念ながら今はそれがいない」

「CEOは以前、若手重視のプロジェクトでチームを再建すると言っていたが、すぐに(ブライアン・)クリスタンテや(アンドレア・)ペターニャを放出した」

「またミランに投資してほしいということに加えて、会長には現状の真の責任者を遠ざけるように求める。非常に価値が低いチームを、会長がこれまでの歴史で世界の頂点へと導いてきた本当のミランかのように称賛する発言も避けてほしい」

「今こそ、マーケティング面で始まったような改革路線を取るべきだ。ポジティブな知らせは、マーケティング面だけから届いている。例えばメインスポンサーとの高額新契約は、独自のスタジアムを持つことにつながるはずだ」

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