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新シーズン幕開け告げる富士ゼロックス杯へ…今野「弾みを」興梠「違うレッズを」

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 2月28日に日産スタジアムで開催される富士ゼロックススーパー杯の開催発表記者会見が29日、都内で行われた。新シーズンの幕開けを告げる富士ゼロックススーパー杯では、昨季、史上2クラブ目の3冠を達成したガンバ大阪とリーグ2位の浦和レッズが激突。記者会見には両チームを代表してG大阪のMF今野泰幸、浦和のFW興梠慎三が出席した。

 5年ぶり5回目の出場で8年ぶり2回目の優勝を目指す3冠王者のG大阪。今野は「去年は3冠を取ることができて、最高のシーズンになった。でも、ガンバ大阪でまだまだタイトルを取りたいと思っているし、今年は2ステージ制ということで短期決戦なので、富士ゼロックススーパー杯で浦和を倒して、勢いを付けて開幕から全力で突っ走りたい。その弾みを付けたい」と意気込みを語った。

 一方、昨季のリーグ戦でG大阪に大逆転を許し、2位に甘んじた浦和。富士ゼロックススーパー杯は8年ぶり3回目の出場となるが、興梠は「去年はG大阪が3冠ということで本当に悔しい思いをしたし、富士ゼロックススーパー杯にその悔しさをぶつけたい」と、G大阪にリベンジを果たすことになる9年ぶり2回目の優勝を誓った。

 新加入や期限付き移籍からの復帰を含め、11選手が新たに加入した浦和。FWズラタン(←大宮)、FW石原直樹(←広島)、DF橋本和(←柏)、FW高木俊幸(←清水)ら即戦力も加わり、興梠は「去年とは違う浦和レッズを見せられると思う。本当に強いレッズを見せたい」と力を込めた。

「今年の選手補強を見ても、素晴らしい選手を補強した印象がある。間違いなく力のあるチーム」。浦和をそう警戒する今野は16日のアジア杯グループリーグ第2戦・イラク戦で左太腿裏を負傷。「今はサッカーがしたくてうずうずしている状態。早く公式戦でサポーターの前で試合がしたい」と、富士ゼロックススーパー杯での復帰を目指している。

 興梠も昨季終盤に右腓骨を骨折した影響で現在も別調整が続いており、「お互いケガをしていて、出られるか分からないけど、精一杯がんばっていきたい」と、新シーズンに向けて最善の準備をしていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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