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後半戦に向けて気を引き締めるクロップ 香川については「良い印象」

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 ドルトムントは31日に行われるブンデスリーガ第18節で、レバークーゼンとのアウェーゲームに臨む。ユルゲン・クロップ監督は29日の会見で「すごく大事な試験の前のような」心境だと語った。

 17位で前半戦を折り返したドルトムント。ウィンターブレーク中のトレーニングに満足している様子のクロップ監督は、後半戦に向けて「少し楽観的だ」と話している。自身の心境について聞かれると、次のように返答した。

「緊張感はある。すごく大事な試験の前のときみたいだね。油断はできない。我々にはものすごく長い、険しい道が待っているんだ。それをみんなが明確に理解しているよ。だが、前半戦の終盤に比べて、今はチームのコンディションはまったく違う。それをピッチでコンスタントに生かし続けることを目指さなければいけない」

 後半戦初戦の対戦相手は、4位につけているレバークーゼンだ。第1節では試合開始9秒にMFカリム・ベララビにゴールを決められ、リーグ史上最速の失点を喫した相手だが、クロップ監督は「それを特別に意識しても仕方がない」と、特に気にしていない。レヴァークーゼンについては次のように警戒心を示しつつ、ほかの試合より重視する必要性はないとも語った。

「レバークーゼンのプレースタイルは非常に攻撃的だね。前に向くときはシンプルなプレーを選び、多くの選手でアタックする。だから限りなく高い集中力が求められる。非常に重要な試合だ。ただ、それでも後半戦17試合中の1試合だけであることも確かだよ」

「楽しみにしているよ。今までは何を改善するかを話してきたが、これからはそれらを実行する時期だからね」

 一方、アジアカップで敗退して、週明けにドルトムントに戻ってきた日本代表MF香川真司は、レバークーゼン戦に出るかもしれない。クロップ監督は、「彼はもう2度もフルメニューをこなした。とても良い印象を受けたよ」と話している。

 また、アフリカ・ネーションズカップで敗退したガボン代表のFWピエール・エメリク・オーバメヤンは28日に合流。29日にはランニングで調整した同選手について、クロップ監督はレバークーゼン戦での起用はチーム練習後に判断するとコメントした。

 負傷者状況についても触れている。離脱中のDFエリック・ドゥルム、MFスべン・ベンダー、MFセバスティアン・ケールに加え、MFヤクブ・ブワシュチコフスキが風邪をひいたため、欠場するとのことだ。先日、テストマッチで負傷交代したMFイルカイ・ギュンドアンについて指揮官は「チーム練習に復帰するのは明日(30日)なので、間に合わないかもしれない」とコメント。レバークーゼン戦の出場は難しいかもしれない。

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