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[PSM]湘南加入の山田は練習から充実感、「想像よりちょっとキツい」

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[1.31 PSM 湘南1-1福島 BMWス]

 今季より湘南ベルマーレに加入したMF山田直輝が、ホーム・BMWスタジアムでの“黄緑デビュー”を飾った。先発出場した山田は、後半途中までプレー。試合開始直後に失点するなど、チームは1-1で引き分けたが、「まだ一緒にサッカーをしている時間も短いので、これから確認していきたい」と前向きに話した。

 2年ぶりのJ1を戦う今季、湘南は12名の新戦力を加えた。中でも注目を集めるのは浦和からレンタルで加入した山田だ。近年は故障に苦しみ出場機会を減らしているが、2009年に日本代表デビューを果たしている逸材。このレンタル移籍をきっかけに、復活を望む声も大きい。

 そして山田は新鮮味を持って、トレーニングに参加できている。J屈指の練習量を誇ると言われる湘南だが、山田も「事前に聞いていた通り、キツい。いや、想像よりちょっとキツいです」と苦笑い。しかし、同時に手ごたえも感じている様子で、「シンプルに走る練習もそうですが、ボールを使ったトレーニングでも味方同士でバチバチやるので、そういう意味では守備の面での疲労が練習から感じられる。だから、やっていて充実感を感じます」と続けた。

「まだ入って日が浅いので、僕のやりたいプレーと(回りの選手が)一瞬だけタイミングが遅くなってしまって、うまくいかないところがある。あと1か月ちょっとあるので、そこは開幕までに完全に詰めて、自分の良さを理解してもらって、相手の良さも理解したい」

 幼さの残る顔立ちから若く見られがちだが、今年7月には25歳を迎える。サッカー選手としてはもう若手ではなくなる年齢だ。「体力面とかゲーム感はまだまだです」。ただ、このままの充実感を感じながら1年間を過ごせれば、背番号8は必ずや輝きを取り戻すはずだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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