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内田フル出場のシャルケ、最後は10人で逃げ切る

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[1.31 ブンデスリーガ第18節 シャルケ1-0ハノーファー]

 ブンデスリーガは31日、第18節2日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケはホームでMF清武弘嗣とDF酒井宏樹の所属するハノーファーと対戦し、1-0で競り勝った。右膝に故障を抱える影響でアジア杯を辞退した内田は3-5-2の右ウイングバックでフル出場。後半戦初戦で完封勝利に貢献した。酒井も右SBでフル出場。アジア杯に参加していた清武は開幕戦以来のベンチスタートとなり、後半23分から途中出場した。

 シャルケは前半21分、左サイドからのDFクリスティアン・フクスのアーリークロスにFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが右足ボレーで合わせるが、枠を捉え切れない。それでも同32分、左CKの流れからキッカーのフクスがもう一度ボールを受けると、マイナスの折り返しをMFマルコ・ヘーガーが右足で叩き込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返したハノーファーも反撃に出る。後半4分にはFWホセルがゴール前に抜け出し、GKと1対1の絶好機を迎えるが、初先発のGKファビアン・ギーファーがビッグセーブ。同点ゴールを許さない。シャルケは後半17分、今冬にマンチェスター・シティから加入したDFマティヤ・ナスタシッチがセットプレーから決定的なヘディングシュートを放つが、こちらもGKの好守に阻まれた。

 シャルケは後半18分にFWクラース・ヤン・フンテラール、同19分にはMFケビン・プリンス・ボアテングが決定機を迎えるが、GKロン・ロバート・ツィーラーの牙城を崩せない。ハノーファーは後半23分から清武を投入。同27分、その清武が鋭いターンで前を向き、右サイドに展開するが、オーバーラップしてきた酒井のクロスはDFに当たってしまった。

 1点リードのまま逃げ切り体勢に入るシャルケだが、後半40分、敵陣で相手のカウンターを抑えようとしたフンテラールが後方からMFマヌエル・シュミデバッハを倒してしまい、一発退場。残り5分、10人での戦いを強いられたが、ハノーファーの反撃を粘り強く跳ね返し、からくも1-0で逃げ切った。


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