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アギーレ監督契約解除で任命責任も…大仁会長は自身含め処分を検討

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 日本サッカー協会は3日、日本代表のハビエル・アギーレ監督との契約解除を発表した。

 今後は後任人事とともに、アギーレ監督を招聘した協会の任命責任も問われることになるが、都内で記者会見を行った大仁邦彌会長は「私を含む役員や関わった責任者に対する処分を検討し、今後理事会に諮りたい」として、今月の理事会に諮る考えを明らかにした。

 アギーレ監督の招聘は、前技術委員長である原博実専務理事と霜田正浩技術委員長が中心となって進められた。大仁会長は「今までもそうだが、原と霜田が選んだわけではなく、技術委員会で検討し、最終的に理事会で決めたということ」と、監督選定の流れをあらためて説明。原専務理事とともに、協会トップである大仁会長の責任も問われそうだ。

 大仁会長は「アギーレ監督を選んだということは間違いではなかった。あの時点でこうした情報はなかったし、彼の高い能力からすれば、あの監督を選任したのは間違いではなかったと思っている」と、昨年7月にアギーレ監督の招聘を発表した時点では八百長疑惑に関する情報はなかったと強調。一方で「私共も反省している。もっとしっかりと調べておくべきだった。あの時点でそれが分かったかどうかは分からないが、今後はそういうことがないようにしっかり調べたい」とも述べた。

(取材・文 西山紘平)

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