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内田がブンデス通算100試合出場を達成、シャルケは10人のバイエルンとドロー

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[2.3 ブンデスリーガ第19節 バイエルン1-1シャルケ]

 ブンデスリーガは3日、第19節1日目を行い、DF内田篤人の所属するシャルケは敵地でバイエルンと対戦し、1-1で引き分けた。内田は先発フル出場でブンデスリーガ通算100試合出場を達成。節目の一戦は、前半17分から数的優位に立つ展開だったが、首位バイエルンとドローに終わった。

 1月30日に行われた再開初戦でボルフスブルクに1-4で敗れ、今季初黒星を喫したバイエルン。この日は立ち上がりからセットプレーを中心にチャンスをつくり出すが、最後の精度を欠く。すると前半17分、シャルケは出場停止のFWクラース・ヤン・フンテラールに代わって先発したFWシドニー・サムがゴール前に抜け出したところでDFジェローム・ボアテングに倒され、PKを獲得した。

 ボアテングは決定的な得点機会を阻止したとして一発退場。前半の早い時間で数的優位に立ったシャルケだが、FWエリック・マキシム・シュポ・モティングがゴール右を狙ったPKはコースが甘く、GKマヌエル・ノイアーにキャッチされた。バイエルンは前半27分、センターフォワードで先発していたマリオ・ゲッツェをベンチに下げ、最終ラインにDFダンテを投入して数的不利の状況に対応した。

 10人で互角以上の戦いを演じるバイエルンは前半38分、高い位置でボールを奪ったMFアリエン・ロッベンが右サイドから中に切れ込む得意の形に持ち込み、左足でミドルシュートを狙ったが、わずかにゴール左へ。結局、前半はスコアレスで折り返した。

 シャルケは負傷離脱中の正GKラルフ・フェーマンに代わって前節からゴールを守っていたGKファビアン・ギーファーが太腿を痛めたとしてハーフタイムに交代。後半開始から19歳のGKティモン・ベレンロイターがピッチに入り、ブンデスリーガデビューとなった。

 思わぬアクシデントに見舞われたシャルケ。バイエルンは10人ながらボール支配率を高めて押し込んでいくが、シャルケの分厚いディフェンスをなかなかこじ開けられない。後半12分、PA内に切れ込んだロッベンのシュートもベレンロイターに弾かれた。

 後半20分にはFWロベルト・レバンドフスキがゴールライン際からマイナスに戻したボールが内田に当たってゴールに吸い込まれ、オウンゴールかと思われたが、レワンドフスキが折り返す前にゴールラインを割っていたとして得点は認められず。それでも同22分、このプレーで獲得した左CKからMFシャビ・アロンソのキックにロッベンが頭で合わせ、先制点。セットプレーを生かし、10人のバイエルンがリードを奪った。

 しかし、シャルケも5分後の後半27分、お返しとばかりにサムの左CKからDFベネディクト・ヘーベデスが豪快なヘディングシュートをゴールネットに叩き込み、1-1の同点に追いついた。結局、試合はそのまま終了し、両者譲らず、勝ち点1を分け合う結果に。数的優位を生かし切れなかったシャルケだが、首位バイエルンを相手にアウェーで勝ち点1を獲得。一方のバイエルンはリーグ再開後の2試合で1分1敗となった。


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