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就任4か月でアジア杯準Vも、韓国のサッカー文化に苦言のシュティーリケ

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 韓国代表を預かって4か月ほどながら、ウリ・シュティーリケ監督は同代表をアジアカップ準優勝へと導いた。短い期間で上々の結果と言えるが、ドイツからやって来た同監督は韓国のサッカー文化自体を改善する必要性を訴えている。

 先月にオーストラリアで開催されたアジアカップで、韓国は決勝へと進出した。開催国のオーストラリア代表の前に55年ぶりの優勝はならなかったが、その戦いぶりにはファンやメディアからは賛辞が送られた。

 シュティーリケ監督への評価も高まっている。だが、本人はむしろ危機感を高めているのかもしれない。シュティーリケ監督のコメントを、韓国『朝鮮日報』などが伝えている。

 代表チームの人気は高い。だが、サッカーが日常になっていない現状に不満がある。

「韓国FAカップの準決勝にたった数百人の観客しか集まらず、試合の中継は途中で打ち切られてしまう」

「人々が盃を傾けたりコーヒーを飲む時に、政治の話ではなくサッカーについて語り合い、最終的には仕事場でもサッカーの話がされるようになってほしい」

 また、「韓国の学校では、勝つ方法よりもサッカーのやり方を先に教えるべき」と育成方針に疑問を呈した。年代別ドイツ代表監督の経験を持つ指揮官は、「ドイツでは若手の育成に大胆に投資を行った。それでもドイツも10年を必要とした」と長期的な計画の必要性を訴えた。
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