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次期代表監督候補は5人程度、日本人は含まれず

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 日本サッカー協会は6日、都内で技術委員会を開き、次期日本代表監督の選定作業を本格的にスタートさせた。技術委員会後、霜田正浩技術委員長、名古屋GMの久米一正技術委員が報道陣の取材に応じ、「名前を挙げながらみんなで議論した」(霜田委員長)ことを明らかにした。

 八百長疑惑をめぐるスペイン検察当局の告発が受理されたとして契約解除が発表されたハビエル・アギーレ前監督の後任人事。久米委員によると、アギーレ前監督の解任が決まった今月3日に大仁邦彌会長から技術委員のメンバー6人に対し、「新しい次期監督の候補をリストアップして理事会に推挙してほしい」との指示があり、この日の技術委員会で話し合われた。

 霜田委員長によると、各委員がリストアップした「2ケタぐらい」という大枠の候補から5人程度に絞り込んだそうで、「3人とか4人とか5人とか、数字ありきで決めるわけでない。かといって10人、20人をリストアップしても現実性がないので、それぐらいの数字を挙げて、だれから交渉していこうかという話をした」と明かした。

 また、現職のJリーグ監督からの引き抜きは行わない方針を確認。そのうえで、リストアップした候補には日本人監督が含まれていないことも明言した。次期監督の選考基準や求める監督像については「これまでと変わっていない」とし、「世界と戦ううえで、日本はまだまだ学ばないといけない国。クラブの指導歴や代表の監督歴など、いろんな経験や知識を持った監督からいろんなことを伝えてもらいたいので、そういう監督に来てほしいと思っている」と説明した。

 日本代表の次の活動は3月27日のチュニジア戦(大分)、同31日のウズベキスタン戦(東京)。「3月の試合ありきではないが、3月の試合は6月のW杯アジア予選に向けた大事な親善試合。できるだけ3月に間に合うように努力したい」と話すと、「3月のJリーグ開幕から選手を見てほしいという理想はある。3月27日に間に合えばいいということではなく、3月の親善試合でいい仕事をするためにはJリーグもちゃんと見てもらいたいと思っている」と、2月中に新監督を決定させたい意向を示した。

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