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高校2年でJ2デビュー、大津の新主将・CB野田裕喜「県内3冠、日本一という目標がある」

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 1月の全国高校選手権には出場することができなかったが、大津高CB野田裕喜(2年)は昨年、全国高校総体で準優勝。またロアッソ熊本に特別指定選手として登録されたDFは11月23日のJ2福岡戦で先発フル出場し、堂々としたプレーでJデビュー戦を白星で飾った。最上級生となる今年は、名門・大津の主将。すでにJクラブから獲得オファーが届くなど注目度はどんどん高まっている。

 今年はU-18日本代表に選出され、2月8日から10日までの日本高校選抜選考合宿にも参加した。この選考合宿ではまず対人プレーでの強さやスペースへのボールをスライディングでクリアするなどストッパーとしての役割を果たすと、縦パスやサイドチェンジなど、視野の広さとキックの正確性を感じさせるフィードも見せてアピール。わずかにミスもあったが、Jデビューを果たしている実力を随所で発揮した。

 熊本県予選準決勝で圧倒的に攻めながらも0-1でまさかの敗退に終わった選手権について、「インターハイで全国大会準優勝して迎えた選手権でイマイチ、チャレンジャーとしての気持ちが足りなかったと思う。そういう気持ちを常日頃持って行かないと選手権では勝てないのかなと思いました」と反省する。だが、悔しい敗戦を糧に今年はすでに熊本県新人戦で優勝。「自分には今年選手権に出られるチャンスがあるので、今年に懸ける想いは強く持っています」と1年後の選手権優勝のために、強い気持ちを持って日々を過ごしている。

「今年は県内3冠、日本一という目標がある。そのどっちも取れるように、自分はキャプテンなんでしっかりとチームを引っ張っていきたい」。結果にこだわる注目DF。目標を達成してプロの世界へ進む。

(取材・文 吉田太郎)
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