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CL出場権逃して大損害 マンUはすでに30億円の大幅減収

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 マンチェスター・ユナイテッドは昨季、まさかの低迷に苦しんだ。その混乱は、今季のピッチ外でのパワーダウンにもつながっていたようだ。

 ユナイテッドは昨季、新たに就任したデイビッド・モイーズ監督の下で苦しみ、最終的にはプレミアリーグ7位に終わった。これに伴い、常連だったチャンピオンズリーグ(CL)への出場権を逃すことになった。

 CL出場はクラブのステータスを左右すると同時に、経営面にも大きな影響を及ぼす。同大会に出られなかったことで、ユナイテッドが逃したものは多かった。

 今回発表された昨年12月31日までの決算の第2四半期の数字を見ると、クラブの収入は2013年同時期の1億2290万ポンド(約224億5200万円)から1億580万ポンド(約193億2800万円)と14%ダウン。約31億円の減収となった。

 中でも大きかったのは、放映権料が入らなくなったことだ。この数字は、前年同時期の4690万ポンド(約85億8200万円)から2840万ポンド(約51億9600万円)へと落ち込み、34億円近くもの大金を失うこととなった。

 さらには、当然ながら入場料収入も減る。3370万ポンド(約61億6800万円)から3090万ポンド(約56億5600万円)と5億円超も収入を減らした計算だ。

 一方で、クラブの歴史と所属する人気選手のおかげだろうか、スポンサー料や広告収入は増加したという。だが、人気の度合いを示すユニフォームなどのグッズの売り上げは13.2%も落ちていた。

 最終的にクラブは今季、昨季と比べ4000万ポンド(約73億円)ほどの減収を予想しているという。

 ただしクラブ側は、プレミアリーグが新たに結んだ放映権による収入などにより、今後に問題はないと強調している。

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