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ブラン監督がイブラのタトゥーパフォに苦言「代償としてイエローカードを受けた」

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 FWズラタン・イブラヒモビッチは、14日に行われたリーグアン第25節のカーン戦で得点を決めた際に、ユニフォームを脱ぎ、タトゥーを見せた。このパフォーマンスについて、国連WFP(世界食糧計画)とのコレボレーションとして、飢餓に苦しむ15人の名前を、一時的にタトゥーとして体に名前を入れていたことを、試合後にイブラヒモビッチは明かしている。

 しかし、イエローカードを受けることとなったこのパフォーマンスを、パリSGのローラン・ブラン監督は快く思っていない。「彼がWFPと提携していることは知っていた。何人かのタトゥーを入れたことまでは知らなかったけどね」と、フランス人監督は「スカイスポーツ」に語り、苦言を呈した。

「タトゥーを見せるという目的は、達成できただろう。世界中のどのウェブサイトでも、一番にその写真が来ている。彼とWFPにとっては、大成功だったといえるだろうが、その代償としてイエローカードをもらった。もし、試合がヒートアップして、彼が2枚目のカードをもらったことをイメージしてほしい。試合はそこで終わっていただろう」

 17日にパリ・SGは、欧州CLのチェルシー戦を控えている。「彼がユニフォームを脱いだことが、良かったのかどうかは分からない」と話すブランは「明日の試合で彼がゴールを決めたとき、ユニフォームを脱がないでほしいと願うよ。脱いでしまったら、またイエローカードをもらってしまうからね。考慮すべき問題だ」と、忠告した。

 当のイブラヒモビッチは、「できることなら、自分の体にすべての人間の名前を書きたかった。だけど飢餓で苦しんでいる人は、8億5000万人もいるんだ」と、国連WFPとの活動をさらに支援したいという姿勢を示している。

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