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C大阪DF山下がFWフォルランのサポートを約束「思い切ってできるように、後ろを支えたい」

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 昨シーズン、セレッソ大阪はリーグ戦で17位に終わり、クラブ史上3度目となるJ2降格となった。2015シーズンの開幕を前に、19日には都内でプレスカンファレンスが行われ、J1、J2、J3各クラブの監督、代表選手1名が出席した。

 プレスカンファレンスの第1部では、J1クラブの選手たちが開幕節のカード毎にステージに登場し、対戦相手のチーム代表として握手をするなど、時間を取って紹介された。一方、J2、J3の選手たちの出番はフォトセッションのみ。C大阪を代表してプレスカンファレンスに出席したDF山下達也は、「こういうところに来て、あらためてJ1という舞台はいいなと思いましたし、そこに戻れるように、またイチからですけど、初心に戻って1年でJ1に戻りたいと思います」と、決意を新たにした。

 主力の大量離脱がささやかれたC大阪だが、ウルグアイ代表FWフォルラン、元ドイツ代表FWカカウが残留し、元日本代表FW玉田圭司が加入。中盤にはMF山口蛍、MF扇原貴宏らロンドン五輪代表組が残留し、山下を擁する最終ラインも、元日本代表DF茂庭照幸、中澤聡太ら、実力者が揃った。

「各ポジションにベテランが多いことで、相談相手がみんなできると思う。それは昨年なかったし、デカイと思います。去年は一度悪い状態になってから、軌道修正が難しかった。ゲームの中でも修正できない部分が多かったので」と山下は言い、「まぁ、去年のことは忘れて、今年やっていきたいです。どんなサッカーであれ、勝ち点3を取りに行かないといけないと思う。きれいなサッカーばかりやっていて勝てる試合は少ないと思うので、とにかく泥臭くやっていきたい」とJ2での戦いを睨んだ。

 昨シーズン終盤には外国人選手が出場機会を失い、機能しきらなかったC大阪だが、ブラジル人のパウロ・アウトゥオリ監督が来たことで、彼らにとってやりやすい状況ができているようだ。練習試合でレギュラーに固定されているフォルランについて、山下は「監督もブラジル人で、うまく(フォルランと)コミュニケーションが取れていると思う」と言い、「外国人選手が前3人でやっていて、うまいことサポートできていると思いますし、彼らが思い切ってできるように、後ろを支えたい」と、指揮官の狙いに従って外国籍選手を全面的にサポートしていく覚悟を口にした。

(取材・文 河合拓)

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