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[特別インタビュー]充実の昨季を経て2度目のACLへ…柏DF鈴木大輔「出場するかしないかは、サッカー人生にかかわってくる」

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 移籍2年目、DF鈴木大輔は4位で14年シーズンを終えた柏レイソルで、不動の地位を築いた。コンディションにも恵まれ、出場停止を除く全32試合に先発。出場時間はチーム最長となった。いかにして充実したシーズンを送ったのか、ゲキサカが迫る――。

心身ともに充実した
14年シーズン


――新潟から柏に移籍して2年間が経ちました。ご自身で成長されたと感じる部分はどこですか?
「僕が柏に来たときは毎年タイトルを獲っている状況で“常勝軍団”のイメージ。『チームとしてどのような試合運びをして勝ちにもっていくのか』という勝利への姿勢、勝利への執念を学べたことが一番大きいかなと思っています」

――柏では本職のセンターバックだけでなく、サイドバックや、3バックのストッパーも経験されました。
「右のサイドバックも、3バックの右も、柏に来てから初めてプレーしたポジション。サイドで攻撃を組み立てる経験がない中でも、チームスタッフにアドバイスをもらいながらやれましたし、プレーの幅は広がったと思います。ただ、柏は新しいことに挑戦する中でも結果が求められるチーム。上位争いをするチームなので大事な試合がいくつもあり、そういった試合で結果を出せたことも成長につながったと思います。特にACLでは、アジアトップの選手たちとも対戦できました」

――リーグ戦では一昨年の59失点から、昨年は40失点と守備が安定しました。チームとしてどのようなところが変わったのでしょうか?
「3バックが固定されて、守備に人数をかけられるようになったというのがひとつあります。あとは(ポジションが)隣同士の選手とのコミュニケーションがすごくとれていて、チームとしてまとまっていたのが大きいと思います」

――鈴木選手の隣、3バックの中央の選手は、シーズン途中からは入れ替わることが多かったですが、難しさはありませんでしたか?
「これは柏に来てからずっと言えることですが『メンバーを固定せず、常に調子が良い選手を使う』というのがチームの特徴のひとつ。自分も含めてポジション争いは非常に厳しいです。チームのやり方に軸があって、能力の高い選手も多いので、誰が出ても問題はありませんでしたね」

――熾烈なポジション争いが続く中、鈴木選手は出場停止を除く全32試合で先発しました。
「これまでは怪我があったり、先発落ちした時期があったりしたので、出場停止以外ですべての試合に出られたのは初めての経験でした。代えられてもおかしくない試合もありましたが、常にポジティブに取り組めた1年だったと思います」

――最終節では4位に入るためにあと1点が必要な状況で、後半アディショナルタイムの鈴木選手のゴールで、7連勝の4位。個人としても良い形でシーズンを終えられたのでは?
「古巣の新潟での試合が雪で中止になって個人的には寂しい思いもありましたけど、チームとしてACLに手をかけることが目標だったので、自分が最後のゴールを決められて嬉しかったです。7連勝の最初の1勝をしたところで『ここから7連勝してACLに行こう!』とチームで言い始めていたので、大きな目標を達成できて試合後はみんな感動していました」

――やはりACL出場はモチベーションになりますか?
「1年の充実度が変わってきますからね。選手一人一人が成長できる大会なので、出場するかしないかは、サッカー人生にかかわってくるくらいだと思っています。モチベーションはすごく高いです」

――国内とアジアの戦いは別物ですか?
「全然違いますね。キレイなサッカーをしてくるチーム、ロングボール主体で戦うチーム、広州恒大のように強烈な外国人選手がいるチーム……。いろいろなスタイルのチームがある。だからこそ面白いですよ」

新たな取り組みで
パフォーマンスが向上


――昨年からスポーツサプリメントのDNSと契約されていますが、どのようなことが変わりましたか?
「一番は自分の体について考えるようになった点です。いままでは練習が終わってプロテインだけ飲んでいればいいだろうと思っていましたが、その概念を変えてくれました。回復に必要な栄養素を摂り入れることはもちろん、トレーニングした筋肉を発達させる栄養素も摂らないといけない。摂るタイミングも重要なので、適正な量とタイミングを知ることができました」

――サプリメント以外でもサポートを受けているのでしょうか?
「『何を食べるか』『いつ食べるのか』『どれくらいの量を食べるのか』など、アドバイスをもらっています。基本外食なので脂っこいものは食べすぎないようにはしていますが、食べてはいけないものはなくて。ストレスになりすぎてもよくないですから、気をつけるところは気をつけて、食べたいものを食べるようにしています」

――栄養管理が昨年の好調にもつながっている?
「体のキレはすごく良かったですし、1年間怪我なくシーズンを送れたことは初めてでした。サプリメントや食事という角度からもサッカーに取り組めたことで、結果にもつながったのかなと実感できています」

――チーム練習の後に、ドームアスリートハウスに来てトレーニングをされているそうですね。
「翌日の練習に影響が出ない程度にトレーニングをしています。試合の中で苦手な体の使い方やステップワークを自分で考えるようになりましたし、課題としている部分を集中的に取り組めるので良いトレーニングができています。あと、トレーニングで体も大きくしたいなと思っていて。ただ、重くはなりたくないので、コントロールしながら筋肉がつくれてきていると実感しています」

(インタビュー後編はこちら)

(取材・文 奥山典幸)

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