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[Fリーグ]リーグ2位でPO進出も…敗退の大分FP仁部屋「すべて自分の力不足」

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[2.20 Fリーグ2014/2015プレーオフ1回戦 大分2-3大阪 墨田]

 20日に行われたFリーグ2014/2015プレーオフ1回戦で、バサジィ大分は2-3でシュライカー大阪に敗れ、2年連続でのプレーオフファイナル進出は果たせなかった。大分の中心選手である日本代表FP仁部屋和弘は、1-0で迎えた前半10分にチーム2点目のゴールをアシスト。引き分けでもファイナル進出の決まる大分は、前半だけで2-0にリードを広げていた。

 しかし、ここに落とし穴があったようだ。「後半が入る前に、早くもう1点取って試合を決めてしまおうと思っていました。どれだけ明日のプレーオフ2ndに向けて、力を残しておけるかということも頭になかったといえば、ウソになると思う」と悔やんだ。

 後半に入って圧力を強めて来た大阪に対し、大分は連続で3失点を喫した。いつもなら、追い込まれた状況からでも反撃に出る大分だったが、この試合では土壇場の力を出し切れなかった。試合終了と同時に座り込んだ仁部屋は「すべて自分の力不足。今年は絶対に昨年を越えるという意識でここに来ていたのに…」と唇を噛み、「長いシーズンを2位で終えたのに、この1試合で一気に順位が落ちるのは、決まっていたことだけど、悔しい」と、視線を落とした。

 昨年、プレーオフファイナルでは、初戦で名古屋を7-6で下したが、翌日の第2戦は0-7と完敗。選手層を上げることが今シーズンのテーマとなっていたが、仁部屋は「結局、明日の試合のことを考えなければいけなかった時点で、昨年の課題を克服できていなかったんだと思います。なかなか気持ちを切り替えるのは難しいけれど、PUMA CUPでしっかりリベンジできるように準備したい」と、シーズン最後の大会に向けて、懸命に気持ちを切り替えた。

(取材・文 河合拓)

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