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[Fリーグ]後半に大逆転の大阪 FP佐藤「力があることを証明したい」

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[2.20 Fリーグ2014/2015プレーオフ1回戦 大分2-3大阪 墨田]

 Fリーグは20日にプレーオフ1回戦を行い、レギュラーシーズン2位のバサジィ大分と同5位のシュライカー大阪が対戦した。引き分けでも2回戦進出の決まる大分が、前半で2点をリードする。それでも、後半に入って大阪は3点を奪い、3-2で逆転。2回戦にコマを進めた。

 大阪はレギュラーシーズンで3度、大分と対戦したが、一度も勝てなかった。最前線から40分間、プレスをかけるのが大阪の本来のスタイルだが、それを貫くだけでは勝てないと判断。結果、プレーオフ1回戦では、前半はパワープレーを用いて5人でボールを回して相手を消耗させ、後半の20分に勝負を掛けるプランを遂行した。

「スコアに関していえば、決してプラン通りではなかった」と、キャプテンのFP佐藤亮は言うが、「0-2の状態でロッカールームに戻ったときは、監督が話をする前に選手全員で『もう点を取らないと負けてしまう。リスクを冒しても取りに行こう』という話はしていました」と明かす。

 その作戦が奏功し、見事に逆転勝利を収めた。「全体を振り返れば、プラン通りと言えばプラン通りです。でき過ぎた部分もありましたけれど、あれくらいの力が自分たちにはあると思っていましたし、それを出し切りたいと思っていました」と佐藤は胸を張り、「グレさん(木暮賢一郎)が監督になって、練習の質、取り組みの質は、キャリアで最も充実していたと胸を張って言えます。だから、まずはファイナルの舞台に立ちたいです。何とか、その力があることを証明したいと思います」と、プレーオフ2回戦への意気込みを語った。

(取材・文 河合拓)

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