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FIFA、カタールW杯冬開催は「クラブに謝ることじゃない」 コンフェデはカタール以外で開催

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 FIFAのジェローム・バルケ事務総長は25日、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を冬に開催しても、クラブに謝罪する必要はないと語った。

 FIFAのタスクフォースは先日、最終会議でカタールW杯を11月末から12月末にかけて開催すべきと提案する方針を決定した。3月の特別委員会で提案され、認められれば実現する予定だ。

 カタールの酷暑を理由に当初から可能性が議論されてきた冬開催だが、リーグによってはシーズン途中の開催となるため、反対の声も上がっていた。特に主要リーグへの影響が懸念される欧州のクラブ協会は、5月の開催を主張していた。

 だが、冬開催へと向かっていく中で、バルケ事務総長は25日の会見で次のように話している。イギリス『BBC』などが伝えた。

「補償はないだろう。準備の時間は7年ある。完璧な状況ではないが、なぜ補償が話題になるんだ? 我々はサッカーを壊しているのではない」

「どうして我々がクラブたちに謝らなければならない? 我々はクラブたちと合意している。彼らも利益を受けているという点でね。2010年は4000万ドル、2014年は7000万ドルだ。我々はスポーツとして、そして経済的にも、すべての人がW杯を楽しめるようにしているんだ」

 なお、バルケ事務総長によると、カタールW杯は通常の31日間や32日間ではなく、28日間で開催する予定とのこと。また、2023年のアフリカ・ネーションズカップは、1月開催から6月開催に変更するという。

 また、バルケ事務総長は2021年のコンフェデレーションズカップについて、カタールではなくアジア別の国で開催する考えを明かしている。
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