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西川に対抗心を燃やすG大阪GK東口「越えないと代表は見えない」

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 ライバルには負けられない。86年生まれのガンバ大阪GK東口順昭は、同じく86年生まれの浦和レッズGK西川周作に対抗心を燃やした。

 富士ゼロックススーパー杯の前日練習後、取材に応じた東口は浦和のイメージを「まだ映像は見ていない」と前置きしながらも、「メンバーが多少代わるとは思いますが、去年とやるサッカーは一緒というイメージがあります」と話した。

 対戦する上で警戒すべき点を「個で突破できる能力のある選手が前線にはいるので、そこを一番に気を付けたい」と語ると、「去年のホーム戦(第1節●0-1)では前半に失点して、そのままズルズルと行ってしまった。ただ、アウェー戦(第32節○2-0)ではゼロで試合を進めて最終的に点を取れたので、先制点を許したら厄介なイメージがあります」と浦和に先制点を与えないことが勝利に近付くと考えている。

 先制点を奪われないためには、守護神の活躍が不可欠になる。そして、東口は相手守護神へのライバル心を燃やした。「周作はホンマに僕らの世代で常にGKとしてはトップに立ってきた存在でした。僕は高校、大学と無名で周作を見ていた側です」と当時を振り返った。学生時代は西川を眺める側だったかもしれないが、現在は日本代表の守護神の座を争うまでに成長した。だからこそ、負けられない気持ちが強くなっている。

「僕が勝手にライバルだと思っていますが、そういう存在に挑める機会は自分の中でも大事にしたい。彼を越えないと代表も見えてこないと思うので、まずは結果として上回りたいです」と視線を上に向けて答えた。

(取材・文 折戸岳彦)

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