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工藤が2ゴール!!大量5得点の柏が日本勢初勝利飾る

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[3.3 ACLグループリーグ第2節 柏5-1ビン・ズオン 柏]

 3日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第2節が行われ、E組の柏レイソルは日立柏サッカー場でベトナムVリーグ王者のビン・ズオン(ベトナム)を迎えた。ホームの柏が攻め続けると、FW工藤壮人の2ゴールなどで5得点。今季ACLの日本勢で初の勝ち点3を獲得した。

 初戦で韓国Kリーグ王者・全北現代のホームから勝ち点1を持ち帰った柏。本日発表されたU-22日本代表に復帰したDF山中亮輔、MF太田徹郎VVV(オランダ)から移籍したFW大津祐樹が、今季公式戦3試合目で初スタメンを飾った。

 開始3分に工藤が最初のシュートを放って口火を切った柏は、その2分後に早速決定機をつくる。MF大谷秀和の浮き球が相手DFラインの頭上を越えると、PA内でフリーだったFWクリスティアーノへ。胸トラップからボレーシュートはクロスバーのわずか上を行き、得点には至らない。ボールを支配する柏がなおも攻める。前半8分には大津、同12分には太田がゴールを狙ったが、ボールはゴールマウスを捉えることができなかった。

 ナイジェリア国籍のFWガニユ・オセニの突破力を武器に対抗するビン・ズオン。パワフルなドリブル突破でPA付近でファウルを得ると、セットプレーからチャンスをつくる。21分、ゴール正面で得たFKを13年に札幌でプレーしていたFWレ・コン・ビンが右足を振り抜いたが、GK菅野孝憲の両手におさまった。

 両SBも高い位置をとって押し込み続ける柏の攻撃が実を結んだのは43分、クリスティアーノのパスを工藤が右足でゴールに流し込む。さらに、前半終了間際の45分には、クリスティアーノがゴール前に入れたヘディングがDFのオウンゴールを誘い、リードを2点に広げて最初の45分を終える。

 後半途中から入ったMFマイ・ティエン・タインのミドルシュートがクロスバーを叩き、ひやりとさせられる場面もあったが、柏が終止優勢にゲームを進める。11分、アンカーのMF茨田陽生がスルーパスを送ると、右SBのDFキム・チャンスがDFラインの背後に飛び出して右足でネットを揺らす。

 3-0としても柏のゴールは止まらない。22分、太田の右CKを大津がニアサイドでそらすと、ファーサイドの工藤が頭で押し込み4点目。30分にはMF大谷秀和のミドルシュートがDFに当たってゴールに吸い込まれる。36分にはガニユ・オセニに1点を返されたが、3枚の交代枠を使った柏が5-1で快勝した。

 勝ち点3を獲得した柏は、勝ち点を4に伸ばしE組首位に。次節は17日、ホームで山東魯能(中国)と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)

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