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苦しむ英古豪を救って…! ファンがオーナー就任を求めるのは、あの世界的俳優

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 イングランドのトップリーグを3度制した経験を持つ古豪が、クラブ運営でピンチに陥っている。そんなクラブのサポーターは、リーズ同様やんちゃなイメージを持つ(?)世界的俳優のオーナー就任による、運営の安定を期待している。

 リーズ・ユナイテッドは国内トップのリーグを3度制している。だが、最後にプレミアリーグを戦ったのは2013-14シーズンと、すでに10年以上昔の話になっている。現在はチャンピオンシップで34試合を戦い終え、24チーム中16位。プレミアリーグ復帰の可能性は消えている。

 クラブの低迷には、ピッチ外の問題も大きく影響している。今季もオーナーが変わると思われたが、会長候補のマッシモ・セッリーニ氏にはイタリアでの脱税容疑があるとして、リーグ側が承認を保留。結局4月までのオーナー就任が認められないことになり、セッリーノ氏本人も就任禁止期間が明ける4月以降もクラブ運営に戻るつもりはないと宣言している。

 こうした騒動に、ファンはうんざりしている。そして、光明を見いだそうとしている。彼らがすがろうとしているのが、リーズのファンであり、世界的な俳優であるラッセル・クロウ氏だ。

 ニュージーランド生まれのクロウ氏は、「グラディエーター」でアカデミー主演男優賞を受賞した名優。オーストラリアでギタリストとしても活動するほか、同国のナショナル・ラグビー・リーグのサウスシドニー・ラピッズの共同オーナーとして、またリーズファンとして知られる。

 『BBC』などによると、きっかけはツイッターで生まれた。同氏のツイッター上のアカウントへ、リーズファンがクラブ買収を持ちかけた。すると同氏は、「誰だって良いアイディアだと思うよね?」と返答したのだ。

 ツイッター上で質問したのはファンによるクラブ所有を目指すグループの一員で、クロウ氏からサウスシドニー・ラピッズと同氏の関わりを取材したテレビ番組を見るよう伝えられたという。このファンのグループは来月、イギリスでクロウ氏と面会することを試みるという。

 クロウ氏が共同オーナーになったサウスシドニー・ラピッズは昨年、見事にリーグ初優勝を飾った。ファン会員数も、3000人から3万人以上へと急増したという。

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