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全国舞台でゴールの静岡学園MF薩川大貴、手応えよりも「課題として見つかった部分が3倍くらいあった」

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 静岡学園高は8強進出した全国高校選手権の3試合全てで1、2年生5人が先発を経験した。そして下級生は計4選手が得点を記録。その全国の経験を持ってスタートした新チームで高い意識を見せているのがMF薩川大貴(2年)だ。全国大会では佐賀東高戦でゴールを決めるなど奮闘したが、課題が多く見つかったという内容。新人戦で結果を出すことができなかったMFは4月のプリンスリーグ開幕へ闘志を燃やしている。

以下、薩川コメント
●MF薩川大貴
―選手権で存在感を出したひとりだと思うが、どのような課題や手ごたえを感じたか?
「選手権はできた部分もあるんですけど、課題として見つかった部分が3倍くらいあった。自分はシュートを決めなければいけないんですけれど、シュートの数も少ないですし、決定的な場面もつくりだすことができなかった」

―きょうのトレーニング前には川口監督から厳しいことばも受けていた
「新人戦で自分の、選手権でやっていたような思うようなプレーができなかった。今は停滞してしまっているのでもう一歩、二歩成長していかないといけないんですけれど、それを要求されていると思う。自分はシュートを決めることと、あとテクニックで相手を圧倒できるように、もっとドリブルを練習していかなければならないと思います」

―きょうは気合の入ったプレーを見せていた
「きょうは気合入っていて、なるべくシュートを打つようにしていたんですけれども、まだまだ打てるかなという場面があった中で仕掛けるところで逃げてしまっているところがあった。もっと積極的に仕掛けて行きたい」

―周りもモチベーション高い中でスタートしている
「プリンスリーグへ向けてみんな(メンバーに)残りたいと思う。みんな必死でやってくるので、飲み込まれないように、自分が先頭に立ってやっていきたいです」

―昨年全国8強を経験しているだけに目標値は高い
「先輩たちが日本一を目指して、自分もメンバーのひとりとしてやってきて成し遂げられなかった日本一を自分たちの代でやりたいので、こういう日々の練習も大事にしていきたいです」

―きょう履いていたスパイクについて
「モレリアネオは普段から履いています。友達から教えてもらって、最初履きました。何回か使うと皮が伸びて自分の足にフィットするというか、それが凄い好きで。あと軽量タイプで、自分は軽さとフィット感を重視しているのでこのネオがぴったりかなと思った」

―今年の目標については?
「やっぱり、日本一を目指してやるのが一番」

―どのようなところを見てもらいたい?
「自分はドリブルが好きでやっているので、ドリブルで魅了できるようにやっていくことと、あとゴールで観客を沸かせたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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