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横浜FMは厳しい船出…3失点の開幕に栗原「仕上がりが違った」

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[3.7 J1第1ステージ第1節 横浜FM1-3川崎F 日産ス]

 エリク・モンバエルツ新監督を迎えた横浜F・マリノスの2015シーズンは厳しい船出となった。MF中村俊輔、FWラフィーニャ、FW端戸仁らを故障で欠く苦しい陣容の中、FW齋藤学の1トップでスタートしたが、開始3分に失点。ゲームプランがいきなり狂わされた。

「こういうメンバーで挑むにあたって、ある程度守備的にいこうという中で、その3分でやられてしまった」。立ち上がりの失点を悔やむDF栗原勇蔵は「その後は前から行くのか、ブロックをつくるのか、ハッキリせず、川崎に勢いをぶつけられた」と唇を噛んだ。

 DF小林祐三も前半3分の失点について「かなり痛かった。あの点で7割ぐらい決まった」と振り返る。前半16分にDF中澤佑二からのロングパスに反応し、自ら相手の最終ラインの背後を突いて同点ゴールを決めたが、その6分後に2失点目。「それで3割決まった」と、ほとんどの時間帯がビハインドという苦しい展開だった。

「川崎の攻撃力は強烈だし、かなわなかった。今日は本当に完敗。仕上がりが違った」とうなだれた栗原。齋藤は「そこまで悲観的ではない。まだ始まったばかり」と前を向くが、不安の残る開幕となったのは間違いない。

(取材・文 西山紘平)

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