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本田不発、FK蹴るも壁…ミランはATに痛恨失点ドロー

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[3.7 セリエA第26節 ミラン2-2ベローナ]

 セリエAは7日、第26節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランはホームでベローナと対戦し、2-2で引き分けた。3戦連続のベンチスタートとなった本田は、後半19分から2試合連続の途中出場。CKを蹴るなど、攻撃のタクトを振ったが、勝利に導くことは出来なかった。

 なかなか戦い方が安定しないミラン。フィリッポ・インザーギ監督も毎試合スタメンを入れ替えるなど、頭を悩ませている。この日はFWアレッシオ・チェルチとFWジャンパオロ・パッツィーニの2トップを採用。中盤はMFジェレミー・メネズをトップ下に置いたダイヤモンド型が採用された。

 先制点はベローナに生まれた。ミランは前半18分、MFサリー・ムンタリがエリア内でファウルを犯し、PKを献上。これをFWルカ・トニに決められ、1点の先行を許した。ミランは3試合ぶりの失点となった。

 ただ前半のうちにミランは試合を振り出しに戻す。41分、エリア内でメネズが倒され、お返しとばかりにPKを獲得。メネズはゴール中央に弾丸シュートで沈め、同点に追いついた。

 さらにミランは後半2分、あっという間の逆転ゴールを奪う。ゴール前の混戦をメネズが頭で落とすと、拾ったDFフィリップ・メクセスが強引に突破。右サイドの角度のないところから強引に押し込むと、クリアに入ったDFのオウンゴールを誘発。勢いそのままにミランが試合をひっくり返した。

 ダメ押し点を奪い試合を決めたいミランは、後半19分に1人目の交代カードとして、チェルチに代えて本田を投入。本田は4-2-3-1システムの右MFに入り、積極的なプレーを見せる。しかし、後半29分に左足で打ったシュートは枠上。同41分にはゴール正面で得たFKを蹴るが、壁を直撃した。

 第7節以来ゴールから遠ざかっている本田。しかし、その第7節はベローナ戦で、唯一の2ゴールを挙げている相手でもあった。相性のいい相手に復活の狼煙を上げたいところだったが、この試合も無得点に終わった。

 そして、後半アディショナルタイムに悪夢が待っていた。表示タイムも追加の5分台に突入した直後にMFニコ・ロペスにゴールネットを揺らされ、同点被弾。ホームで痛恨のドローゲームに持ち込まれた。


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