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CL最速3分で退場…10人相手に7発のバイエルンが4季連続8強へ

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[3.11 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 バイエルン7-0シャフタール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は11日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、バイエルン(ドイツ)はホームでシャフタール(ウクライナ)と対戦し、7-0で大勝した。2試合合計スコアも7-0。危なげなく4シーズン連続の8強入りを決めた。

 敵地での第1戦をスコアレスドローで折り返したバイエルン。ホームに戻っての第2戦は試合開始早々に大きく動いた。前半3分、MFフランク・リベリのワンタッチパスに反応したMFマリオ・ゲッツェがPA内に切れ込むと、後方からDFオレクサンドル・クチェルに倒され、PKを獲得。さらにクチェルにはレッドカードが提示された。CL最速記録となる前半3分での退場劇。このPKをFWトーマス・ミュラーが決め、幸先よく先制に成功した。

 2試合合計スコアでも1-0とリードを奪ったバイエルン。同時に残り時間を数的優位な状況で戦う大きなアドバンテージも手にした。前半19分にFWアリエン・ロッベンが左太腿裏に違和感を訴え、MFセバスティアン・ローデと交代するアクシデントに見舞われたが、ピンチらしいピンチのないまま試合の主導権を握り続ける。前半24分、DFラフィーニャの右クロスに合わせたFWロベルト・レバンドフスキのヘディングシュートは右ポストを直撃したが、同34分に波状攻撃からレワンドフスキのシュートのこぼれ球をDFジェローム・ボアテングが押し込み、2-0とリードを広げた。

 後半開始早々の4分、リベリが左サイドからDFダビド・アラバとのワンツーでPA内に切れ込み、右足でゴール右隅に流し込む追加点。3分後の後半7分には左サイドを縦に突破したリベリの折り返しからこぼれ球をミュラーが右足で蹴り込み、4-0と突き放した。後半立ち上がりの連続ゴールで勝利を決定づけたバイエルンだったが、リベリが右足首を痛め、後半15分に交代。大量リードの展開の中、ロッベンの負傷交代に続く思わぬアクシデントとなった。

 後半18分、ショートコーナーからラフィーニャの右クロスにDFホルガー・バトシュトゥバーが頭で合わせ、5-0。10人を相手に攻撃の手を緩めないバイエルンは後半30分にもMFバスティアン・シュバインシュタイガーのロングパスから最終ラインの背後を取ったレワンドフスキが右足でゴールに流し込んだ。同42分にはゲッツェも決めてダメ押しゴール。最後まで攻めの姿勢を貫いたバイエルンが7-0と大勝し、準々決勝進出を決めた。


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