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現役引退は考えないフォルラン、「カズさんの歳までとなると…」

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 セレッソ大阪に所属するFWフォルランは12日に会見を行い、ウルグアイ代表からの引退を発表した。会見では現役引退は「まったく考えていない」と強調するとともに、「まずはC大阪の昇格へ貢献したい」と思いも語った。

 代表引退を決断したフォルランだが、「今回は代表選手として引退を表明するということ」と強調。「選手としての引退はまったく考えていない。これから先は契約の話もあるので、どうなるのかはわからないが、一日でも長くプレーを続けていきたいし、いつ引退するかはまったく分からない」とコメントした。C大阪とフォルランは2015年7月31日まで契約を延長している。

 また、48歳で現役選手としてプレーする横浜FCの元日本代表FW三浦知良の名前も挙げながら、「めちゃめちゃプレーをし続けたいが、カズさんの歳までとなるとちょっと……難しいかもしれないけれど」と話している。

 代表では新しい世代へ道を譲ることとなったが、クラブでのプレーについてコンディションの問題はないとアピールしたフォルラン。「サッカーへ取り組む上での気持ちは衰えていない。ここ数年でのフィジカルコンディションは落ちていないと思っている」とキッパリ言うと、「今季はC大阪を昇格させるためにプレシーズンで準備をして、開幕を迎えることができた。自己管理で体を管理していくことは、いつも通りやっている。物事には始まりと終わりがある。新しい世代へ道を譲るときがきたと決断した」と話した。

 代表引退を伝えたウルグアイ代表のチームメイトであるFWルイス・スアレス(バルセロナ)らからは、感謝の思いを伝えられたと明かしたフォルラン。その他にも、多くの選手や関わったスタッフたちから言葉をかけられたという。

「勝ち取ったタイトルやゴールの数よりも大切なのは、関わってきた人たちとの絆。それはお金で買えるものではない。そういう機会を与えてもらった特別な場所だった」とウルグアイ代表での時間を振り返り、微笑んだ。

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