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初スタメンでハモンとの連係に手応えの仙台FW金園「もっと相手の脅威になると思う」

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[3.13 J1第1ステージ第2節 柏1-1仙台 柏]

 今シーズン、ベガルタ仙台に加入したFW金園英学は第2節の柏戦に先発出場した。後半11分には2トップを組んだFWハモン・ロペスからのパスを受け、決定的な場面を迎えたが、シュートはDF輪湖直樹にブロックされて得点はできなかった。

「あそこの決定機を決められていたら…」と金園は唇をかむ。後半31分にはハモン・ロペスが2枚目の警告を受けて退場となり、数的不利の中で同点に追い付かれたからだ。「あそこを決めていたら、ハモンが退場してからも、流れはこっちにあったかなと思います」と、勝利を引き寄せられなかったことを悔しがった。

 勝ち点3を得られずに、金園にとっては不満の残る一戦になったようだ。しかし、渡邉晋監督が「アウェーのゲームということで、まず守備から入ろうとした中で、攻撃の起点となる茨田をどう抑えるか、その役割を金園に課した。パスの出所を消すことも、相手の脅威になる動きも表現できていたと思う」と合格点を与えたように、存在感を示した。

 ハモンとの連係という点に関しては、金園も手応えがあるようだ。「ハモンを気持ち良くプレーさせるために、僕が汚れ役というか、全部泥をかぶってでも、ハモンを生かそうと思っていました。ハモンとの距離感も良かったし、何回かワンツーでオフサイドもありましたが、決定機の場面もそうでしたし、良い連係でプレーできたと思います。あの回数を増やせば、もっと相手の脅威になると思います」と、振り返る。

 そして、次に出番を得られた際には「今日で、みんなの特徴や試合中に何を考えているかも大体わかったので。すごく良い経験をさせてもらったので、次にまたチャンスを与えてもらったら、もっと良いプレーをしたい」と、新天地での活躍に自信を見せた。

(取材・文 河合拓)

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