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「なめられるのは嫌」神戸は23歳高橋&20歳岩波のCBコンビが奮闘

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[3.14 J1第1ステージ第2節 川崎F2-2神戸 等々力]

 移籍後初先発で貴重なゴールを奪った。ヴィッセル神戸は柏との開幕戦から先発3人を変更。大宮から完全移籍で加入したDF高橋祥平も移籍後初先発を果たし、1-1の後半27分にはMFチョン・ウヨンの右CKに頭で合わせ、勝ち越しゴールを決めた。

 23歳の高橋と20歳のDF岩波拓也という若いセンターバックコンビ。「(岩波と)話していたのは『自信を持ってやろう』ということ。若いDFだからといってなめられるのは嫌だし、最初からガツッといこうと」。2年連続Jリーグ得点王のFW大久保嘉人を筆頭にFW小林悠、FWレナトら強力な攻撃陣を擁する川崎F。覚悟していたとおり、押し込まれる時間が長かったが、前半31分にはレナトのシュートをゴール目前で高橋がクリアするなど粘り強く耐え続けた。

「川崎のほうがクオリティーが高いし、守備の時間が長かったけど、前半は耐えられた。後半、1失点してからどんどん下がって、DFがビビったところもあった」。高橋はそう反省したが、2-2の同点に追いつかれてからもGK山本海人がビッグセーブを連発。後半43分には大久保のシュートに対し、岩波が体を張ったディフェンスでブロックするなど勝ち越しゴールは許さなかった。

 被シュート21本という苦しい展開の中、敵地で勝ち点1を獲得。高橋は「勝てる試合だったと思うけど、ポジティブにとらえられるところもあった。アウェーでの勝ち点1をプラスにとらえて、次につなげたい」と前を向き、22日のF東京戦(ノエスタ)での今季初勝利を誓った。

(取材・文 西山紘平)

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