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輪湖が後半ATに決勝ヘッド!!柏が連勝で決勝Tへ前進

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[3.17 ACLグループリーグ第3節 柏2-1山東魯能 柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第3節が17日、各地で行われた。E組首位をいく柏レイソルはホームで同組3位の山東魯能(中国)と対戦。FW武富孝介の先制点で幕を開けた試合は、後半に入り山東魯能が追いつく。それでも終盤に柏が猛攻を仕掛けると後半アディショナルタイムにDF輪湖直樹が決勝ヘッド。柏が2-1で勝利し、ACLの戦績を2勝1分とした。今季公式戦でも負けなし(4勝2分)と好調をキープしている。

 J1第2節・仙台戦(1-1)から中3日で戦う柏は、FW大津祐樹が公式戦3試合ぶりに先発。本日発表された韓国代表に招集されたDFキム・チャンスらがスタメンに名を連ねた。山東魯能注目の現役ブラジル代表、FWディエゴ・タルデッリはメンバー外だった。
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 立ち上がりから両守護神が見せ場をつくる展開になった。ビルドアップのボールを狙われる柏は、4分、DF鈴木大輔がコントロールミスしたところをFWワルテル・モンティージョがさらい、PAでGKと1対1を迎えるがGK菅野孝憲のビッグセーブでCKへと逃れる。続くCKではモンティージョからのボールが直接ゴールマウスを襲うが、これもGK菅野が好守でしのぐ。

 柏の反撃は12分、キム・チャンスがGKとDFの間に鋭いクロスを入れると、DFのクリアが味方ゴールへ向かう。GKワン・ダーレイが反応するも、こぼれ球を武富がつめる。しかし、GKワン・ダーレイが身を挺してゴールを割らせない。続く16分にもキム・チャンス、FWレアンドロが右サイドを崩し、最後はFW工藤壮人がGKと1対1に。工藤のシュートはGKワン・ダーレイが再びファインセーブを見せ、スコアは動かない。

 それでも、先制したのは柏だった。MF大谷秀和のスルーパスを工藤がPAでコントロールすると、切り返してから左足でシュート。DFに当たってコースが変わると、ファーサイドで武富が押し込み、均衡を破った。

 前半33分にはFKから鈴木がヘディングシュートを放ったが、クロスバーに嫌われゴールならず。1-0で柏がリードしたまま前半を終えた。

 後半6分、山東魯能のクロスを鈴木が味方につなごうとしたところをモンティージョに奪われると、ゴール右隅にシュートが刺さり、1-1の同点となる。追いつきたい柏は、ショートパスをつないで敵陣まで攻め入ると、武富のパスから最後は工藤が左足で狙うもGKに防がれてしまった。

 同25分、柏はアンカーのMF茨田陽生を下げてMF太田徹郎を投入。さらに33分には武富に代わってFWクリスティアーノ。大谷をアンカーに下げて、工藤と太田を2列目に置いた。前線に攻撃的な選手を並べて勝ち点3を奪いにいく柏だが、シュートはことごとく山東魯能DFの壁に阻まれ、ゴールマウスを脅かすことができない。

 ホームの柏は終盤猛攻を仕掛ける時間が続く。そして、迎えた後半アディショナルタイム。クリスティアーノのクロスに左SBの輪湖が飛び込んで頭で合わせネットを揺らす。土壇場で勝ち越し勝ち点を7に伸ばした柏。次戦は4月8日、今度は山東魯能のホームに乗り込む。

(取材・文 奥山典幸)

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