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古巣・横浜FMにきつい恩返し…PKストップの仙台GK六反「PKだけを見ると…」

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[3.18 ナビスコ杯B組第1節 仙台1-0横浜FM ユアスタ]

 ナビスコ杯は18日、グループリーグ第1節を行い、B組ではベガルタ仙台横浜F・マリノスがユアテックスタジアムで対戦した。前半に1点を先行した仙台が、そのまま逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

 序盤は横浜FMがシュートチャンスを作り、前半5分にMF三門雄大がミドルレンジから狙ったがGK六反勇治の正面に飛び、前半14分にはFWアデミウソンがMF天野純のスルーパスから抜け出してシュートまで持ち込んだが枠を捉えず、先制点を奪うには至らなかった。

 すると、徐々にシュートシーンを作り出した仙台が先制に成功する。前半26分、中盤でボールを受けたMF野沢拓也が最終ラインの裏にピンポイントのパスを送ると、反応したFWウイルソンが胸トラップから右足で冷静に流し込んでスコアを1-0とした。

 1-0と仙台が1点をリードして後半を迎えると、後半19分に横浜FMにビッグチャンスが訪れる。ドリブルでPA内に侵入しようとしたFW齋藤学がDF鎌田次郎のファウルを誘い、PKを獲得。しかし、FW伊藤翔が放ったシュートが六反に阻まれて同点ゴールとはいかなかった。結局、1-0のままスコアは動かず、仙台が完封勝利を収めた。

 今季、横浜FMから仙台に加入し、PKストップの大仕事をやってのけて完封勝利に導いた六反だったが、「PKだけを見ると止めたとなりますが、僕の不注意でパスがずれてPKになってしまったので自己責任じゃないかなと思います」と反省を口にした。

 仙台移籍後初出場で初勝利も、「今日は古巣のマリノスが相手ということもあって、少し喜びになれない部分が多かった」と複雑な表情を見せたものの、「次に試合に出たときは試合が終わったときに皆と喜べるような試合をしたい」と再び出場機会をつかみ、勝利したときには喜びを爆発させたい答えた。


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